第4話

残暑
225
2021/08/16 10:38





" 洋平さんの体で試してもいいですか? "





断る隙もなく彼は俺のワイシャツのボタンをひとつずつ丁寧に外していた。



yf ちょっと、智貴?!

tm 静かにしてないと聞こえちゃいますよ。



他人の大きな手が自分の手首を覆う異様さに何もすることが出来なかった。



もうどうにでもなれ。
きっと彼が俺で感じることは無いし、俺も彼で感じることは無いだろう。





細い指先が身体中を巡る。





なんで俺…こんな、熱いの。

自分でもわかるほどに体温が上昇している。










tm 洋平さん、俺…



彼は俺の耳元で結果を呟いた。

どうやら男の俺に感じたらしい。



yf そ、それは良かったな。



恥ずかしながら俺も感じてたみたい。

なんかゾワゾワして落ち着かない。





tm やめますか?洋平さんのここ治まってませんけど、





どんどん意地悪になってく彼のせいで…










yf 最後まで、お願いします。





tm じゃ、俺と身体だけの関係になってください。



yf …分かった。










欲を抑えられずに即契約してしまった。





彼の手は止まらず

俺の汗は滴るばかり。



彼は経験者のためやっぱり上手くて、










溺れるくらい彼の身体を好んでしまった。





昼下がりの真夏のこと。




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