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第1話

味噌汁
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2021/07/31 10:17





静岡の朝方は優しい。

暖かい日差しが俺と智貴を包み込む。





俺は智貴よりも早く起きてご飯を作り起こしに行く。





yf おはよう、智貴。

tm ん…洋平くん、おはよー。





猫のように大きな欠伸をして体を起こした。

着衣が乱れている姿にそそられてしまう。








昨日も夜の営みをした。

同棲はしているが付き合ってはいない。
言っちゃえばただのセフレ。










tm ん、これ美味しい。ちょっとアレンジした?



起きてすぐにご飯を食べる智貴。
いつも小さな変化に気づいてくれて美味しい美味しいと言って残さず食べてくれる。



yf うん、白だしに変えてみた。

tm 美味しいよ!



智貴は昔から本当に優しい子だ。
育ちがいいのだろうと誰もが思うだろう。










tm ご馳走様でした。



お皿をキッチンの流しまで持っていき、出勤の準備に取り掛かった。

智貴とは同じ会社だが、今日俺は有給を貰っているためお留守番。





相変わらずスーツを着る智貴はカッコよすぎる。
ちょっとネクタイが曲がっているとこにギャップ萌えする。

彼のネクタイに手をかけ直してあげる。



tm ありがとう洋平くん!



朝からその笑顔はズルいよ智貴。

いってらっしゃいと言った俺に
智貴は黙ったまま振り返った。



tm ん


顔を前に出して目を瞑って待っている。


yf …キスね。

tm 今日は早く帰ってくるから、

yf 分かった。いってらっしゃい。

tm いってきます。



俺はキスして彼を見送った。



扉が閉まり部屋に1人取り残された。





今日はゆっくりしよう。
再びベッドに潜り込んだ。





智貴の匂いが残るベッドにつられ。



智貴のベッドの中。



智貴の部屋にいる。








俺が部屋にいるから、















俺は彼の尻に敷かれてる。





彼の匂いが残ってるベッドがあれば十分なほどに好意がある。










独身アラサー都合のいい男なのです。




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