第22話

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2019/06/07 22:47
だからお姉ちゃんずっとそばにいてくれてたのか!
たくやの優しさに涙が出て来るのをぐっと、堪えた
タクヤ
泣きたいだけ泣け
そう言って胸を貸してくれた
その瞬間私の中の何かが切れた気がした
あなた

、、っ、

タクヤ
辛いよな、ごめんな、
あなた

、んーん、、っ

そのあともずっと背中を撫でてくれていた
それから何分がたっただろうか
落ち着きを取り戻した私は何かに揺さぶられるような感覚がして目を覚ました
タクヤ
ぁ、おきた?
あなた

、ん、、

タクヤ
泣き疲れて寝ちゃったんだよ笑
あなた

あ、そっか、

車の中、メンバーのみなさんもお姉ちゃんも揃っていた
だけどひとつだけ
おかしいと思った
あなた

あれ、私目腫れてる?

タクヤ
いや?
あなた

だよね、

あんなに泣いて泣いて泣きじゃくったのに晴れてない?
あなた

なんで?

タクヤ
目冷やしたから
あなた

そんな覚えはない、

タクヤ
うん、お前が寝たあと俺が冷やした
あなた

あ、ありがとう

ほら、またカッコいい優しさ出してくるじゃん
これだから離れられないんだよ

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