第3話

プリムラの花

608

2021/05/04 07:09

あなたside



＿私二階堂あなた本日入学式を迎えます＿

影山:「おいあなた早くしねーと送れんぞ」

あなた:「あ、まって」

あなた:「やっぱ高校でかい!!!!!」

影山:「玄関どこだ？」

あなた:「いや、どう考えてもこっちでしょ」

影山:「あぁ。」

＿影山、言われた方と反対方向に行こうとする＿

あなた:「え？なんで反対方向に向かうわけ？相変わらず人の話聞いてないのと方向音痴だね」

影山:「うるせぇ！あなたがちゃんと言わないからだ」

あなた:「え？言ってたよね？確実に、
本当にその性格直さなきゃまた友達出来ないよ？」

影山:「俺はあなたが居れば十分だ」

あそうですか。

どうでもいいんだけどさ。




なんかめちゃくちゃみんなに見られてない？

え、なんかおかしいのかな。
スカートめくれてるとか？
髪うねってるとか？
服にゴミついてるとか？
え、どしよ。こわい。

ﾓﾌﾞｵﾝﾅ:「あの子可愛い。」

ﾓﾌﾞｵﾝﾅ:「え？それな？」

ﾓﾌﾞｵﾝﾅ「推せるレベル」

ﾓﾌﾞｵﾄｺ:「黒髪清楚最高。」

ヒソヒソヒソ

あなた:「あ、クラス表あった！」

(･ω･ = ･ω･)

影山:「俺は3組だ」

あなた:「まって、クラス離れた、、
私4組なんだけど、」

影山:「あぁそうだな、まぁ隣のクラスだから何かあったらすぐ行く。」

あなた:「4組ここか！」

あなた:「じゃあ飛雄また後でね〜」

影山:「おう！」

席順表か、
隣の席は。月島？（つきしま）月島蛍？（つきしまほたる）月島蛍？（つきしまけい）
そういえば中学の時の怖い先輩で
蛍（けい）先輩って居たな。
女子だったけど。この子も女子かな？

女子だと嬉しいな。

あなた:「んー、まだ隣の席の子は来てないのか。」

＿席に着くあなた＿

???「君が二階堂あなた？」

あなた:(誰だろ。背高。顔綺麗。)

あなた:「そうだけど？」

???:「ふぅん」

え？なにこいつ。自分から聞いたくせに？
ふぅん、じゃないよね？
もうちょっと反応してよ？

あなた:「そういう君は？」

???:「……」
無視かよ！

＿無言で隣の席に着く知らない人＿

 （ 君が月島くんなのね）

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