『召喚とは、悪魔が魔獣を使役する儀式。
又は人間が悪魔を使役とする儀式』
ｶｯ、と床が光り、まばゆい光を放つ
あの羊用紙には印が入っていて、入間は人間だから....あ
魔法陣から出てきていたのは、カルエゴ先生だった。
カルエゴ先生がいた方を見ると、上半身がなかった。
....あ、魔法陣からでてるのか。
あ、これ下から引っ張ったほうがいいのかな。
えいっ
あ、痛そうにしてる。
じゃあ....下から押したほうがいいのか。
えい。
ｽｲｯ
ﾎﾞﾌﾝ、と大きな音がなった。
なんとカルエゴ先生、ふわふわの可愛らしいヒヨコのような使い魔に変わってしまっていた。
カルエゴ先生が自分の体をもふもふと触る。
私も触ってみたい....あ、落ちた
「悪魔が悪魔を召喚！？」
「前代未聞だぞ！！？！」
と、周りの生徒が騒いでいる。
ﾊﾞﾘﾘﾘ、とカルエゴ先生の体に電流が走る。
....あ、これ処罰ってやつかな？
倒れたカルエゴ先生に寄り、体をツンツンしたらなんか元に戻ってしまった。
もふもふだった。
よし、頑張ろう。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！