2人には慶太と妹達の相手をしてもらってる間、私は晩御飯の準備にとりかかった
紫耀「今日のご飯なに?」
「ハンバーグだけど」
紫耀「やった!俺ハンバーグ大好き!」
子供の様にはしゃぐ平野紫耀は
正直可愛かった
それからみんなでご飯を食べて
2人は帰って行った
帰り際、永瀬くんは今日はごめんねって謝ってきて
平野紫耀は「また宜しく」って言ってきた
なんだか正反対な2人だな
なんて思って後片付けをはじめた
慶太「姉ちゃん、俺今日めちゃくちゃビックリしたよ...」
家で3人でいたら、いきなりチャイムが鳴って開けたら2人が立ってたと
あまりにもオーラがありすぎてビビったと
姉ちゃんいるか聞かれていないって答えたら
帰るまで待ってて良いですか?って
慶太「姉ちゃん、だから最近やたらキンプリの事聞いてきたんだね笑」
慶太がニヤニヤしてる
慶太「それにしてもやっぱり平野紫耀も永瀬くんもめちゃくちゃイケメンだったね。
俺、同じ人間だと思えなかったw」
そーなのよ。
同じ人種と思えないほど彼らの破壊力は凄まじい
慶太「姉ちゃん、頑張れよ!」
なにを応援されたかよくわからないが
とりあえず返事はしておいた
その夜、平野紫耀からラインがきていた
ー今電話しても良い?ー
私はいいよと返したら、すぐ電話が掛かってきた
♪〜
「はい」
紫耀「もしもしあなた?」
「うん。そーだけど。永瀬くんは帰ったの?」
紫耀「廉はあの後すぐ送ったよ」
「ふ〜ん」
紫耀「あのさ、今日の傷って廉のファンにやられたんだろ?これからもそいつら、お前になんかしてくるんじゃないか?」
「あ〜、、、なんか多分大丈夫だと思うよ。
帰りに謝ってきたし、なんかよくわからんけど応援するみたいな事言ってたし」
紫耀「応援??なにを??」
「私もよくわからんけど、なんか永瀬くんと私を応援するとかなんとか。意味わからん」
紫耀「はぁ!!??」
あまりにも平野紫耀が大きい声出すから
耳がキーンってなった
「ちょっと声デカい耳痛い」
紫耀「てかなんでそんな事になってんの!?あなた廉となんかあるの?」
何言ってんじゃコイツ
なんかって何だよ
「永瀬くんと私?とくにないけど」
紫耀「とりあえず!お前怪我しすぎ!!
女の子なんだから気をつけろよな!!
あと俺、肉じゃが食べたいから!
明日は仕事だから明後日きて。じゃあな!」
勢いよく言ってきて電話を切られた
なんなんだ...
何をそんなムキになってんだアイツは
まさか私と永瀬くんが何かあるとか疑ってるのか??
....まさかね
そんな事ありえるわけないし
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。