なんと返していいか分からず少し沈黙が続いたところで、彼女は私たちの仲に入ってくるのに慣れてるように現れた
?「まーた2人でラブラブしてる」
『あ、くれはおはよう…ってラブラブしてないからね?』
くれは「いーや。もう2人の周りにハートが舞って」
この子は山麦くれは。中学の頃からの親友。
その可愛らしい顔と落ち着くような声で、最近はモテ期が来てるみたい。
恭平が私以外の女子で唯一心を許してる子でもある。
恭平「てかさ、久々に会うのに俺におはよの一言もないわけ?」
くれは「えだって、久々感ないもん。テレビで見てるし」
恭平「それはくれはがだろー?俺は久々に会ったっての」
くれは「あーはいはい。おはよ恭平くん♡」
恭平「くんはやめろくんは」
くれは「はい。あなたはにやけなーい。」
『え、私にやけてた?』
恭平「俺たちが話してるとき、あなただいたいにやけてるよ」
私が自分でも気づかないうちににやけてしまうのは、きっと、2人の会話を聞いてるのが好きだからだ。
恭平がジュニアになっても、くれはが高校に入ってからすごくモテてても、私達の関係は変わることはないよ。と安心させてくれるからかもしれない。
これからもこんな幸せな日々が続いていくと思ってた。
この時はまだ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!