ジリリリリ、ジリリリリ
う"ぅ"……?!
だるい……??!
とりあえず、体温計…っ!
ピピピピピ
もう、最悪!
せっかくのOFFなのに……。
最悪…っ!
今日は、もう2ヶ月近く会ってない彼氏とデートの約束があったのに…。
でもさすがに、隠せるほどの体温じゃない……。
あなた«のん〜、デート行けなくなったー。
ピロンッ
望«えぇぇ?!なんでぇぇ??!!
プルルルル、プルルルル
……なんか、素っ気ない。
いつもならもっとグダグダ言ってくるのに。
もしかして、浮気?
いや、まさかね(笑)
………嫌われた?
デート、断ったから……?
……ありえる。
はぁ……、最っ悪……っ!
………もう、どーでもいいや。
寝てよ。
やだ、行かないで…!
のん…!
行かないで……っ!
……もし、正夢になったら?
どうしよう……。
熱のせいか変な事まで考えちゃうし、頭がうまくまわらない。
なぜか泣きそうになる。
ピンポーン、ピンポーン
少女漫画だったらのんが来てくれて、看病してくれるんだけどなぁ。
なぁんて、そんなわけないけど……。
宅配便かな…?
居留守使お……。
時計を見るとインターホンがなってから2時間経っていた。
ガチャ
宅配便じゃなかったんだ……。
のんの手……、温かい………。
のんに手を握られながら、眠りについた。
頭に冷たさを感じ、目が覚めた。
のん、タオルおいてくれたんだ……。
私の手にはまだのんの手が握られている。
君の手の温もり……。
これさえあれば、熱なんかへっちゃらだわ…(笑)
―――――――the end
皆さん、こんにちわー!
作者でーす✨
今回の作品は、舞桜さんリクエストの『小瀧くんで彼女の看病』でしたが……。
すみません、看病要素全くないですね……💦💦
うわー、難しい…っ!
お気に入り🌟、いいね❤、リクエスト、コメント、待ってまーす!
ではでは、次回の作品でっ!
バイバーイ👋
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!