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第15話

過去_中2
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2019/02/17 05:01
学校でも家でも居場所は無かった。


でも、今までよりも
家庭は落ち着いていたと思う




包丁は気づけばいなくなっていた





隣の家にクラスメイトがいて
中1の頃早速仲良くなれそうだった人に家の喧嘩が日常茶飯事で煩すぎて嫌われたことがあった

それを引きずりながら過ごしてた
学校では、 陰口のオンパレード。

後から思い返せば何もしていないし
容姿も変と言えるものでなく、言動も何もおかしいことはしていなかったし
性格も悪いと思うようなことなど何一つしていなかった
それに友人関係のあった人は何人もいた

でも何がいけなかったのか悩みすぎて病みに病みまくった


本人がこんなに聞いてるんだから
多分聞いてないところでもっと言われてたんだと思う。

クラスは1年の頃同じだった人は 
数人いるものの全員少し喋るぐらいで
仲良い人なんて一人もいなかった

前回にもでてきたAちゃん。
Aちゃんがとにかく凄かった
一気に友達の輪を広げてくタイプ。

凄い。


とにかく学力も凄かった。
裏で沢山勉強してるんだろうなって
でも、そのAちゃんが私の陰口を言いまくった。
何もしてないのに。
今考えても原因はわからない。

クラスのリーダー的存在が言ったことなんてそりゃあもうあっという間に拡散。


一応喋る人はいたけど 一気にぼっち。

私が話しかけてもえっ...って顔される
無視されなかっただけよかったけど


嫌われてないのに名前だけで嫌われてる
そういう感じだった


家でも毎日毎日喧嘩。

引っ越す前よりも壁が薄く作られてるらしくて
丸聞こえ。
近所迷惑にも程がある。


本当かどうかは分からないけど
警察が家に来たこともあった。

ご近所さんがクレームを言いに来たこともあった。

それぐらい酷かった。




何処かに行くって旅行の計画が立っても
前日には不安なのかなんなのか必ず喧嘩がもれなくついてくる



親はたまに実家に帰って愚痴を言いに行ってたみたいだったけど
親が居ない日々は最高だった






でも、2年の頃は
家よりも学校の方が嫌だった気がする




朝起きて憂鬱になって
8時半着席なのに 8時25分とかに家出てた
もちろん遅刻ばっかり (往復30分)

でもたまに滑り込みセーフとかしたり
バレないように忍び込んで
遅刻は3回に収まった

ぼっちな学校生活がやっと終わって
家に帰るとほぼ毎日喧嘩してる


だから親の怒鳴り声も何も聞きたくなくて
帰ってから直ぐに爆睡

もちろん夜は眠れない

朝は起きれない




その繰り返し。

毎日毎日同じことの繰り返しで
毎日が憂鬱になって

ずっと消えたいばっかり思ってた


後から考えると自分のメンタル疑うけど
流石に1年間ずっとそれだったらまたそうなるだろうなって思う



あまりにも消えたくて死にたくなってて
でも死ぬのはなんだか屈辱的で
どうせ死んだところで親には悲しいふりしかされないだろうなって思って

死ななかった。
まあ勇気がなかっただけかもしれないけど。
その時の感情はもう自分でも分かりません。
それでも夜中急に目が覚めて
ああ、死にたいなあって思うことが1度だけあった。


何時かは知らないけど。


うーん、もう嫌なことしかないから死にたいなあって。


そしたら身体がふわってした感覚がした。

少し疲れてただけなのかもしれないけど。
放っておいたらそのまま天井までいきそうな勢いだった。


慌てた。
怖くなってはなかったけど
小学生の頃から90歳まで生きるって何故か決めてたから自分の約束それだと破っちゃうと思った


自分でもよくわからない。


でもやっぱりふわふわしてる。
どうすればいいか考えて
やりたいことを必死で考えた。


その時は歌にかなり救われてたから
その歌が聞けなくなるのは嫌だと思って

まだ聞いてない歌がある、まだ将来の夢叶えてない、とか色々と未練?を考えてたら

普通の感覚に戻った。


ほっとして寝た。


今でもその感覚はよく分からないけど

そのおかげで今なんで生きてるのか
はっきりした気がする


その出来事があってから
死にたいとは思わなくなった

消えたいとは思ったけど。
来世はしゃぼん玉希望 ~~とか思ってたけど。

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