重岡side
時は過ぎてき1週間経って今日は夏祭り。
俺と神ちゃんとのんちゃんは
先に着いてあなたとわかなを待ってた。
と、そこには小学生の頃に見た
浴衣姿のあなたの可愛らしさの面影は
なく、その時と比べると大人っぽくなり、
淡い水色の浴衣を着て
少し髪型もアレンジしていた
あなたが居た。
思わず俺は照れてしまい、何も言い出せなかった。
と顔を赤らめて言うあなた。
どうせ俺が言うたってそんな風に
照れないんやろなって思う。
こういう時にこんなカッコイイことを
さらっと言える神ちゃんが羨ましく思う。
その後俺らは屋台で食べ物食べたり、
射的とかをして楽しんでいた。
すると…
多分わざとはぐれたんやろな。
俺はその時何故か
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あなたside
その内容は
「はぐれちゃったけど花火の時間に
間に合えば良いよね!?
花火が19時~20時までの間やから
18時55分くらいに祭りが行われてる
近くの河川敷に集合ね!!」
という内容だった。
と冗談っぽく言ってきたので
私は
と言った。
まさか神ちゃんもそう返されるとは
思わなかったからか驚いていた。
と顔を赤らめて言う神ちゃんに
私も顔を赤らめて
と言った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。