重岡side
よし!!!夕飯も終わって次は肝試しや!!!
クラスでクジ引いて一緒の番号の人と行くねんけど…
あなたがいい!まじ!!あなたこい!!
すると後ろからあなたたちが喋ってる声が聞こえる。
よっしゃ。神ちゃんとあなたペアじゃなかったぁ…
よし。じゃあ俺は7を引けばええんやな…。
よーしっ!!
そして俺は急いで紙を開いた
紙に書かれた番号は「7」。
よっしゃぁぁぁぁぁ!!!
あなたと一緒なん知ってたけどな笑
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あなたは普段は結構強がってるけど
意外とこういう怖いのが苦手や。
そんなあなたもまた好きだ。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
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バ サ バ サ ッ
周りが暗くてもそう言っているあなたが
顔を真っ赤にしているのが分かった。
俺はその言葉を聞いた瞬間、
胸がチクってするような
ズキズキするような痛みがした。
俺は冗談っぽく
と言った。
そしたら
と また顔を赤らめて言った。
俺はあなたが好きやけどやっぱり幼馴染として
幼馴染の恋は応援しなきゃならへんのかな。
という迷う気持ちが一瞬あったが俺は決めた。
あなたはこんな俺を初めて見たからなのか。
はたまたこんな真っ直ぐな気持ちを男子から
伝えられたのは初めてなのか分からないが
顔をリンゴのように真っ赤にしてた。
俺はついに言ってしもうた。
あなたが好きって。
神ちゃんの事好きなんは知ってるけど
やっぱり昔からあなたの事好きやから
諦められへん。
神ちゃん。絶対負けへんで。
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神山side
今肝試しであなたとしげの帰りをわかなと待っている最中や。
少し時間がかかってた様な気するけど無事に2人は帰ってきた。
帰ってきて早々俺はあなたの方を見た。
そしたらあなたが顔真っ赤にしててん。
何があったんやろと考えてるとしげから
正直しげが素直にそう言ってくれて
良かったと思ってる。
しげは絶対あなたの事好きやろ思ってたし
それを隠されてる方が嫌だった。
だからしげがこう言ってくれて嬉しい。
俺たちはそう約束した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!