第12話

じゅうに。
221
2021/01/19 07:40
重岡side
夏祭り以来俺はあなたとあんまり話せないまま

夏休みを迎えた。

だってあなたと神ちゃんは付き合っとるんやろ。

そんなん俺が邪魔したらアカン思って。

そんなん思って一日中部屋でゴロゴロしてたら

もう少しで夕方のチャイムが鳴る時間。
ピンポーン
重岡母 「大毅ー!!ちょっとお母さん手が離せないから出てくれるー!?」
重岡 大毅
重岡 大毅
分かったー
誰やろ、、
ガチャッ
重岡 大毅
重岡 大毅
はーい
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
こんにちはっ!笑
重岡 大毅
重岡 大毅
えっ!あなた!?
重岡 大毅
重岡 大毅
え、なんで??
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
おばあちゃん家からスイカ届いたのっ!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
それでうちの家に沢山あっても腐らせちゃうだけやから大毅の家に持って行ってって言われたから笑
重岡 大毅
重岡 大毅
そ、そうなんや…笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
なにー?びっくりしたん?笑
重岡 大毅
重岡 大毅
え、あ、おお笑
びっくりしたわ笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
それじゃスイカどうぞ!
重岡 大毅
重岡 大毅
ありがとうな…笑
重岡母 「あら!あなたちゃんやない!」
重岡 大毅
重岡 大毅
え、なんで来たん?
重岡母 「だって大毅戻ってくんの遅いから」
重岡母 「まぁそんな事は気にせず!!家にあがって!」
重岡 大毅
重岡 大毅
え!!?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え?良いんですか??
重岡母 「いいのよいいのよ~!!」
重岡母 「だって毎年2人でやってる花火まだしてないでしょ?」
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
うわぁ…よくご存知で…笑
重岡母 「覚えてるに決まってるじゃない~!
毎年2人の写真撮ってるんだからっ!」
重岡 大毅
重岡 大毅
え!!今年も撮るん?
重岡母 「当たり前やん~!!」
重岡 大毅
重岡 大毅
いや、もう流石に高校生にもなって…
重岡母 「え~そうかな…」
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
あ!撮りましょ撮りましょ!
重岡 大毅
重岡 大毅
えっ?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
なっ!大毅!!今年も撮ろや!
重岡母 「ほんま~?嬉しいわ~!」
重岡母 「じゃあちょっと花火取ってくるから待っててな~」
重岡 大毅
重岡 大毅
良かったん?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え?何が?
重岡 大毅
重岡 大毅
俺と2人で写真撮ったり、2人で遊んだりしてええのって
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
えええ?なんで逆に拒否るんよ笑
重岡 大毅
重岡 大毅
え、だってそしたら神ちゃんが…
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
なんでここで神ちゃん出てくるん?笑
重岡 大毅
重岡 大毅
え、あなたと神ちゃん付き合ってるんやないの?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え?どこ情報やそれ笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
アホやなぁ!付き合っとらんわ!笑
重岡 大毅
重岡 大毅
でも夏祭りの時キスされてたやん。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
あ~、あれはね…
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神山 智洋
神山 智洋
なぁ…俺じゃダメなん…?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
んっ…
神山 智洋
神山 智洋
俺は好きな女の子を自分の体削ってでも守りたい。
神山 智洋
神山 智洋
俺はあなたが好きや。
神山 智洋
神山 智洋
でもあなたは今俺としげにそう言われて困っとるんやろ?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え、、
神山 智洋
神山 智洋
見てたら分かる笑
神山 智洋
神山 智洋
今年のクリスマス。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
クリスマス、、?
神山 智洋
神山 智洋
今年のクリスマスにまた俺はあなたに告白する。
神山 智洋
神山 智洋
それまでに俺は完全にあなたの事惚れさせたる。
神山 智洋
神山 智洋
やから、クリスマスは予定空けといてな
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
…あははっ笑
神山 智洋
神山 智洋
え?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
クリスマスって笑 神ちゃん気早いなぁっ笑
神山 智洋
神山 智洋
予約しとかんと笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
分かったっ。じゃあ私もちゃんとクリスマスまでに自分の気持ちハッキリさせる。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ちゃんと予定空けとくねっ笑
神山 智洋
神山 智洋
ありがとうっ笑
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篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
…てことがあってんよ。
だから付き合っとらんよ?
重岡 大毅
重岡 大毅
え、、ほんま?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ほんま
重岡 大毅
重岡 大毅
うわっ…!!
俺は安心してその場で座り込んでしまった。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
何?安心したん?笑
重岡 大毅
重岡 大毅
安心した。
重岡 大毅
重岡 大毅
って何言わすねん!!笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
あははっ笑 素直やなぁ笑
とりあえずあなたと神ちゃんが

まだ付き合ってない事に凄く安心した。

俺にもまだ約半年間チャンスはある。

頑張らな。
重岡母 「ごめんな~なかなか見つからんくて~!」
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
あっ!ありがとうございます!
重岡 大毅
重岡 大毅
おっしゃ!!やるか!!笑
その後俺たちは花火をして

そして、毎年撮っていた2人の写真を

俺のオカンに撮ってもらった。
重岡母 「後片付けは私がやっとくから
大毅はあなたちゃんの事送っていってあげて~!」
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ええ!大丈夫ですよ!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
家すぐ近くですし!笑
重岡 大毅
重岡 大毅
ええよ。送ってく…
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
う~ん…じゃあお言葉に甘えて…
夏休み…あなたと一緒に出掛けたいなぁ…

思い切って誘ってみるか?

いやいや…

とか考えとったらすぐにあなたの家に着いた。

これ今言わんかったら俺後悔するんとちゃうんか…

よし!言ってみるか!
重岡 大毅
重岡 大毅
な、なぁ!あなた!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ん?
重岡 大毅
重岡 大毅
夏休み、俺と一緒に出掛けへん??
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え~?大毅からそんなん言うん珍しいな~笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ええよ?
重岡 大毅
重岡 大毅
だよなぁ~…って、え?
俺がそう言うとあなたは少し

照れくさいような感じで
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
だーかーら!!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
一緒に出掛けて良いよって!
そんなあなたも可愛く見える。
重岡 大毅
重岡 大毅
やったぁぁぁぁ!!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え、ちょ、そんな喜ぶ?
重岡 大毅
重岡 大毅
え!だって俺何気にあなたと2人で遊ぶん小学生の低学年の時以来やで!?
重岡 大毅
重岡 大毅
しかも!好きな人と2人きりで!!
そりゃ嬉しいに決まっとるやん!!
と俺が超どストレートに言うと

あなたは顔を真っ赤に染めていた。

そして俺は良いことを思いついた。
重岡 大毅
重岡 大毅
なぁ!!その日だけ俺達カップルになろうや!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え?どういうこと?
重岡 大毅
重岡 大毅
だから!その日だけ俺はあなたの彼氏で、あなたは俺の彼女!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
面白そうやなぁ笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ええよっ笑
重岡 大毅
重岡 大毅
やったぁぁ!!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
じゃあもう夜遅いからじゃあね?
重岡 大毅
重岡 大毅
おう!!LINEであとは色々決めよか!!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
分かったって笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
じゃあね~
重岡 大毅
重岡 大毅
ばいばーい!!
と俺はウキウキルンルンで家に帰った。
その後…
あなたside
私はその場に座り込んでしまった。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
照れ屋な大毅があんな事を言うとはなぁ…
大毅は昔から照れ屋で「好き」などの言葉が

恥ずかしくて言えへんかった。

けど…なんなん今の。

私と居るのに「好きな人と!」とか

「安心した」とか。

私が今まで見てきた大毅とはまるで別人だった。

あの可愛らしく、私の名前を呼び捨てで

言うだけでも恥ずかしがっていた

大毅とは裏腹になんでも素直に言う

大毅に変わっていた。

私はそんな慣れない大毅にあんな事を

言われたのを思い出して

顔を真っ赤にしてしまい

しばらく外で涼しむ事にした。

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