第24話

にじゅうよん。
201
2021/02/03 16:18
重岡side

今日は体育祭の予行練習。

俺実はあなたとハチマキ交換したい思ってんねん。

それやったら自分が出る種目頑張れそうな気して笑

でも…
葵 わかな
葵 わかな
しげ!この道具はあっちでしょ!
男子生徒A 「しげおかー! これってどこ?」
と…まぁ実行委員だからめっちゃ忙しい。

あなたと話す隙なんて一切ない。

あなたの方をチラチラ見てたら

普通に女子と楽しそうに話してて

安心。


重岡 大毅
重岡 大毅
一通りやっと終わったわ~。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
お疲れ様~笑
重岡 大毅
重岡 大毅
あ、あなた。
と声を掛けてきたのはあなただけ。

わかなはまだ違う仕事が残っていて

神ちゃんは男子と喋ってる。

これはチャンスだと思い俺は、、
重岡 大毅
重岡 大毅
あのあなた。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ん?
重岡 大毅
重岡 大毅
ちょっとこっち来て?
とあなたを連れて木陰に来た。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
どしたん?
重岡 大毅
重岡 大毅
え…いやあの…お願いがあるんやけど…
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
なーに?
重岡 大毅
重岡 大毅
俺とハチマキ交換してくれへん?
重岡 大毅
重岡 大毅
そうしたら自分が出る種目頑張れる気すんねん笑
とダメ元で頼んでみたら
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
全然ええよ!
ニコッとして笑顔を向けて言ってきた。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
はい!どーぞ!
と言ってあなたは俺にハチマキを渡してきた。

俺はまたあなたにお願いを頼んだ。
重岡 大毅
重岡 大毅
あのさ今日だけ俺があなたにハチマキ付けてええ?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
ええよ!
と言って俺はあなたの身長に合わせるために

少し屈んだ。

だがハチマキを結ぶとなると

あなたの近くに行くから

少し緊張して雑になってしまった。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え~なんやこれ!笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
相変わらず不器用なやつやな~笑
重岡 大毅
重岡 大毅
うるさいっ!笑
重岡 大毅
重岡 大毅
はよ俺のも付けてや。
とハチマキを渡すと
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
あ、あの…
重岡 大毅
重岡 大毅
ん?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
少しだけ屈んでくれへん?笑
重岡 大毅
重岡 大毅
おチビには届かへんか笑
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
もーうっさいなぁ!
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
結ばへんで!?
重岡 大毅
重岡 大毅
あー!ごめんなさいごめんなさい!
といつものようにふざけ合い

あなたは俺にハチマキを結んでくれた。

俺が結んだのよりも綺麗で、

しっかりきつく縛ってあった。
重岡 大毅
重岡 大毅
ありがとうっ笑
と言いその場を離れようとすると

あなたが俺の体操服の裾を引っ張った。
重岡 大毅
重岡 大毅
うわっ!なんやねん笑
と聞くと少し目を逸らしながら
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
今日だけやなくて、当日も結び合わん?
とまさかの言葉に俺は驚きと恥ずかしさが

隠せなかった。
重岡 大毅
重岡 大毅
え、逆にええの?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
私もそっちの方がやる気出る…
重岡 大毅
重岡 大毅
え、それほんまっ?笑
重岡 大毅
重岡 大毅
嬉しいわ笑
と俺は無邪気に喜んだ。

ホンマにありがとう!と一言言って俺はその場から離れた。
あなたside

うわぁぁぁぁぁぁ

何であんなこと言ってしまったんやろ…。

でもやる気が出そうなんはホンマやし…。

もうなんやねん。この複雑な気持ち。

私は大毅と神ちゃんどっち好きなんや、、?

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