第30話

さんじゅう。
184
2021/02/13 08:13
重岡side
女子生徒 「あの!重岡くん!」
文化祭から2ヶ月ほど経った11月。

昼休みに女子生徒から手紙で呼び出された。

しかも話したことも無い女の子。

上履きの色から俺と同じ1年なのは分かる。

けど、名前も知らない女の子。
重岡 大毅
重岡 大毅
どうしたん?急に呼び出して笑
女子生徒 「えっと…重岡くんのことが好きです! 付き合ってください!」
予想外だった。

どうせ神山くんに~とか小瀧くんに~とかやと思ったけど。
重岡 大毅
重岡 大毅
おれぇ!?
女子生徒 「はい…」
重岡 大毅
重岡 大毅
いやぁ嬉しいけども…
俺にはあなたが…

って言っても別に付き合っとらんけど.

でもちゃんと断らなあかん。
重岡 大毅
重岡 大毅
ごめんな…。俺好きな人居んねん。
重岡 大毅
重岡 大毅
やから、付き合えへん。
女子生徒 「好きな人ってあなたちゃんですか…?」
重岡 大毅
重岡 大毅
えっ!他クラスまでも知っとるん!?
女子生徒 「まず重岡くんが有名なので…笑」
重岡 大毅
重岡 大毅
え、なんで俺有名?
女子生徒 「いや…あなたちゃんの事お姫様抱っこで運んでたじゃないですか笑 しかもウサギで。」
重岡 大毅
重岡 大毅
あー!あれか…
女子生徒 「だから有名です笑」
重岡 大毅
重岡 大毅
そうなんか…笑 でもホンマにごめんな。
重岡 大毅
重岡 大毅
他クラスでも仲良くしよな!
女子生徒 「はい!」




あなたside

わかなとのんちゃんと購買でお昼を買った帰りだった。
葵 わかな
葵 わかな
あ、あれしげじゃない?
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
え?
と窓を見ると中庭には大毅と見知らぬ女の子が。
小瀧 望
小瀧 望
あれは~告白かぁ?
のんちゃんがそう言った時胸にチクッとした

痛みが走った。

大毅はOKするのか断るのか…。

どっちなんだろ。

その事で頭がいっぱいだった。
葵 わかな
葵 わかな
あ、バイバイしたみたい。
小瀧 望
小瀧 望
教室戻るっぽいな。
篠崎 (なまえ)
篠崎 あなた
か、神ちゃんも待たせてるからはよ行こ!
葵 わかな
葵 わかな
しげのこと気にしてますなぁ((ボソッ…
小瀧 望
小瀧 望
せやなぁ((ボソッ…


教室に戻り、神ちゃんとも合流して

机を合わせてご飯を食べていた。

そしたら大毅が帰ってきて、

わかなとのんちゃんはニヤニヤして言う。
葵 わかな
葵 わかな
しげ~!告白はどうだったん~?
小瀧 望
小瀧 望
断った?OKした?
重岡 大毅
重岡 大毅
OKする訳ないやろ笑
重岡 大毅
重岡 大毅
何もかもが初めましてやったからな笑
大毅のその言葉を聞いて安心してる私がいる。
神山 智洋
神山 智洋
…その子って他クラスの子なん?
重岡 大毅
重岡 大毅
せやった。
神山 智洋
神山 智洋
しげと話した事も無いのにその子の勇気凄いな笑
重岡 大毅
重岡 大毅
俺も思ってんよ!!ああいうのって絶対に勇気いるのにパッと行動に出来る人素敵やわ~。
と大毅がそんな事を言ってきた。

前までだったら へぇ~ って感じだっけど、

何故か少し気にしてしまう自分がおる。
\キーンコーンカーンコーン/
神山 智洋
神山 智洋
あ、やばい。次移動や。
重岡 大毅
重岡 大毅
俺ら体育や!
小瀧 望
小瀧 望
着替えんとやばいやん!!
と3人は急いで教室に出てしまった。

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