第3話

21
2020/11/26 23:13
〜家の中〜
拓には2つ年上の姉がいた。
姉の名前は彩音。明るく読書好き。
彩音
彩音
拓〜!おっかえり〜!
いつもどうり彩音は拓に駆け寄る
拓
あーもー来んなよー
彩音
彩音
そんなこと言わずにさー!ねえみてみて!髪染めたさ!紫!かわいくな〜い!?
拓
何でツインテールなんだよきめーよ
彩音
彩音
はあ〜??お姉様に向かってきもいはなくない?!
彩音は口をふくらませて拓を睨む
拓
俺は正直な事言っただけですー
ピピピピピ
彩音
彩音
あっ洗濯終わった。
拓はやく着替えて夜ご飯の準備手伝って?
拓
はいはい
そうして拓は2階へあがる。
姉の部屋はいつも散らかっている。
姉の部屋で何があったのか、
沢山の本が散らばっていた。
拓
あいつ…。ハァ、
拓は綺麗好きで部屋は常に綺麗だった。
だから姉の部屋を見るとつい片付けてしまう。
拓
恋愛…ホラー…ミステリー…
本当に色々なジャンルの本が散らばっている
姉の部屋だけでちょっとした図書館が開けるんじゃないかと思うくらいだ。
拓
ん…なんだこれ…?
表紙には2人の男が見つめ合っている様子が描かれていた。つい気になってしまって本を開く。
しばらく本を見ているといつの間にか時間が過ぎていた。姉が隣にいることすら気づかず真剣に本を読んでいた。
彩音
彩音
拓?

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