第4話

〝 4話 〟春
やよい
やよい
おはよう
あなたちゃん
あなた

おはよう!
やよいちゃん

にこりと笑ってみせるけど
実は昨日の手紙のことをまだキヨたちに相談出来てない

手紙だけでそんなに焦るものかなぁとも思うし
やよいちゃんにも言えないし…
やよい
やよい
ていうか!
昨日のイケメン誰?!!
あなたちゃんの彼氏!?
あなた

ふぇっ…!??
誰のこと!??

やよい
やよい
校門で待ってた人!
キヨのことか…

確かにかっこいいもんなぁ
あなた

えっとね、彼氏じゃなくて一緒に住んでる人

やよい
やよい
えっっっっ
あんなイケメンと住んでるの!?
うらやま〜!
やよいちゃんがキヨのことを知らなくて良かった…

ファンだったりしたら私、、
やよいちゃんと友達になれてなかったんだろうなぁ
やよい
やよい
あっ!そだ!移動教室一緒に行こ?
あなた

うん…!

次は科学室か…
3-Aの教室を右に曲がるんだよね!覚えてた!

そういえば…
昨日の人…春くん、3ーAって言ってたよね…

どうか会いませんように…!
そう思いA組の方をちらりと確認する


……っ!!
春くんと目が合った

どうしよう…!

だがすぐに春くんの方から目を逸らした
相変わらず無表情だ



なーんだ
全然気にする必要なかったじゃん!


昨日のもノリかなんかだったのかな?

うん!
きっと転校したての私に気を使って
声をかけてくれたのかな!


手紙のことも忘れよう
きっと私の早とちりだ!
その後放課後になっても春くんからの接触は無かった
__
あなた

ただいまぁ!

キヨ
キヨ
おかえりー
ちゃんと1人で帰って来れたんだw
ぼっちちゃんw
あなた

ちょ!バカにしないでよねっ
やよいちゃんと柊くんと帰ってきたから

キヨ
キヨ
ふーん…
男もいんの?
あなた

だから何よ?

キヨ
キヨ
俺がいるのに?
あなた

…はぁ?!////

キヨはいきなり心臓に悪いことを言ってくる

やっぱりいじわる!
レトルト
レトルト
あなたちゃん!おかえりっ
あなた

レトさん!ただいまっ

牛沢
牛沢
キヨ、あなたちゃんのことめちゃくちゃ心配してたもんな
ニヤニヤしながらうっしーが言う
キヨ
キヨ
…っ…はぁ!???
ガッチマン
ガッチマン
やっぱり迎え行くべきだったかとかぶつぶつ言いながらリビング歩き回るのほんとにやめて欲しかったなぁ
ガッチさんがキヨに追い打ちをかけるように言う
あなた

えっ
なにそれ…心配してくれたの?

キヨ
キヨ
…悪いかよ
あなた

ううん!うれしいよ!

牛沢
牛沢
その屈託のない笑顔はキヨを惑わせるのだった
キヨ
キヨ
マジでやめろ!
キヨが照れてる

ふふふ…かわいい…
レトルト
レトルト
あ、そうだ今日リビング掃除機かけてたらあなたちゃんのカバンから落ちてきたんだけど
これって何?
そう言ってレトさんは例の手紙を見せてきた

恐らく春くんからと思われるもの
あなた

あー…それね
手紙みたいなんだけど多分私宛じゃない気もする

『君がいつどこにいても見てるずっとずっと』
正体が分かった今は怖くない
あなた

読んでみて

カサリ…

4つ折りにされた手紙をレトさんがゆっくり開く
レトルト
レトルト
…っ!
…なに…これ…!!
4人はそこに書かれた言葉を読んで目を見開く
キヨ
キヨ
これ…ストーカー…?
あなた

ううん
大体誰が書いたかはわかってるんだ
でも悪ノリみたいな?とにかく大丈夫そう

牛沢
牛沢
そうなの…?
ガッチマン
ガッチマン
でも気をつけた方がいいと思うけど…
キヨ
キヨ
安心しきって襲われても知らねーぞ
レトルト
レトルト
あなたちゃん…!
明日から毎日送り迎えするから!!
あなた

えっ!
大丈夫だよ…?

牛沢
牛沢
俺も送り迎えの方がいいと思う…
うーん…まぁ嬉しいからいっか
別に心配要らないんだけどなぁ?
あなた

わかった!
じゃあレトさんお願い

レトルト
レトルト
俺でいいのっ?
牛沢
牛沢
えー俺も行きたーい
キヨ
キヨ
えっ俺は?俺は?
ガッチマン
ガッチマン
じゃあ俺一人で留守番してるから行ってきな?
あなた

いや3人も要らないでしょ…

キヨ
キヨ
護衛いっぱいいても損は無いだろ!!
あなた

護衛って…💧

____



翌日
リビングに降りるとうっしーしかいなかった
あなた

あれ?みんなは??

牛沢
牛沢
寝坊じゃね??
まさかのうっしー以外全員寝坊
牛沢
牛沢
大丈夫
俺がちゃんと送るから
朝ごはんであると思われる真っ黒に焦げたパンをテーブルに置きながらイケメンスマイルで言った
あなた

ど、どうしたのそのパン…

牛沢
牛沢
何故か今朝だけ失敗しちゃってさ☆
私がパンを食べ終える頃にはうっしーは準備を終えて車のエンジンをかけてくれていた
車に乗るとうっしーは
牛沢
牛沢
俺運転久しぶりだけど平気かな…
なんて不穏なことを言っていたが私は聞かないふりをしてシートベルトを付けるのだった
意外と安定した運転に安心してうとうとしていると
いつの間にか学校に着いていた

お迎えも今度からうっしーに頼もうかな…
うっしーに感謝をして車を降りるとやよいちゃんも登校してきたところで
やよい
やよい
あなたちゃーん!
と声をかけられた
あなた

やよいちゃん!おはよう!

やよい
やよい
まーたイケメンからの送り迎えですかぁー?
うらやましいなぁ〜
「うりうり」と肘で私をつつきながらニヤニヤして言うやよいちゃん
あなた

やよいちゃんは今日も柊くんと?

やよい
やよい
う、うん…//
やよいちゃんは柊くんの話を出すとすぐこんな感じになる
照れているみたいでどうやらやよいちゃんは柊くんのことが好きなようだ
柊
………………………
こんな無愛想で無口なやつのどこがいいのやら

失礼なのは分かっているがどうしても思ってしまう
あなた

柊くんおはよう

どうせ返事は帰ってこないんだろうけど
挨拶はしておく
柊
……………………ぉ はょ ぅ
あなた

……へっ

返事が帰ってきたぁぁぁあ

今まで柊くんから返事が来なかったからなんか嬉しい
挨拶して返すのなんて当たり前のことなのになんか嬉しい

これはあれだ…!ヤンキーが野良猫拾う現象だ…!!?
普段とのギャップってやつだ…!!!?

なるほどやよいちゃんはこれにやられたのかな
やよい
やよい
えっ、えっ、しゅう
返事できたのえらい
今までやよいちゃん以外の人と喋らなかったのかなぁ
その優越感をやよいちゃんから奪ってしまったとしたら申し訳ない
やよい
やよい
えー!すごい!
あなたちゃんすごい!
しゅうもがんばったね!?
柊
…………………………
その後は柊くん喋る気配無かったけどあれは照れてたんだろうなぁ
可愛いとこあるじゃん
_________


そう私は浮かれていた
今日は朝から心地いい運転に
初めて柊くんと会話出来たことに

私は浮かれていた
春
あなたちゃん…
現在地、校門近くの体育館裏
現在時刻、放課後
現在の状況、やばい、とてつもなくやばい
春くんに壁ドンされてるような状態

ちょっとまって全然そんな素振りなかったよね??
えっ、だってこの前も目逸らしたよね?
てかあのスーパーマーケット以来接触無かったよね?
あなた

はっ、春く…っ…?
お、落ち着いて…

春
あなたちゃん
どうして分かってくれない
あなた

てっ、手紙のこと…!??
それなら見たよ!でも…

春
…?
……手紙…?
春くん…手紙のこと知らないの…?

じゃああの手紙は春くんからじゃないってこと…?
一体誰が…?
春
ねぇ他のこと考えてるヒマあるの?
俺はあなたが俺と付き合うって言うまで離す気はないから
壁ドンの状態から私の腕を掴む力が強くなる
あなた

ちょ!
やだ…痛い……!

春
……チッ
嫌がる私を見て春くんが言った
春
無理矢理にでも俺のものにしてやるよ
✄--------------✄
まふゆ(作者)
まふゆ(作者)
4話も読んでくださりありがとうございました!

今回はタイトルの通り春くんのターンでした。

なんか今回あんまり面白く書けなかった気がする…
書いてて面白くなかったので変えるかも知れないです

ちなみにこの後何が起こるのかは大体予想がつきそうですね
まふゆ(作者)
まふゆ(作者)
私はバドエンを書くのが好きではないのでちゃんと誰かが助けに来ます
それがやよいちゃんなのか柊くんなのか
ガレキ牛の誰かなのかはまた次回
(多分ガレキ牛ってバレてる)
まふゆ(作者)
まふゆ(作者)
4話、待たせてしまいすみませんでした…
そしてこんな駄文を楽しみに待ってくださった方、気長に待ってくださった方、コメントをくださった方ありがとうございました!
コメントやお気に入り、ハートはモチベーションに繋がるのでとてもうれしいです!
沢山の感謝を込め
5話でまた会いましょう!