受検説明会が終わり、椅子を1人二脚。
5組以外の人は片付け、自由解散。
私は無事にそれを乗り切り、今は教室にいる。
スクールバッグに受検説明会に行くギリギリまでやっていた宿題を入れる。
あーぁ。結局、終わらなかったなぁ。
帰ったら美容室に言ってご飯を食べて塾の授業を2時間。
塾の授業前までには宿題を終わらせなくては…。
受検説明会が終わったが、先生が帰ってこない。
体育館は自由解散だったが宿題に必死すぎて帰りのことは聞いてなかった。
帰りって自由解散だっけ…？と周りからも聞こえてきた。
やっぱり皆、考えることは同じらしい。
まぁー、でも教室は遅く残るのが結構すき。
前は結構ぱっぱっと帰っていたのだが、怜くんと席が近くなってから帰るのを遅くしていた。
少しでも君と一緒にいたいから。
…と思っていても、君にあまり素直に言えない。
まぁ…。これが私なのだけども。
怜くんとは席が離れてしまったが毎日話してるし、帰る前の方が話しかけやすいので今日も少し残っている。
他愛もない会話だけど…君と話すなら。
なんだって話したい。
それに君と話すうちに変な方向に話が行って。
それもそれで楽しいなって思えてくるから。
私が好きな目を細めて笑う君の顔を見ながら。
そんなことを考えていた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。