第5話

嘘ばかり
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2020/01/04 03:20
次の日の昼休み。




定期テストは5時間目で終わり。






5時間目は理科だ。
私の学校は数学と英語が他の学校と違って簡単だ。

だけど、理科はおかしいほど難しい。







そのせいで理科のテストを作る先生は嫌われている。










あと1時間だし、がんばろう!








ふと、廊下を見た。



昨日のこともあって少し気になったからだ…。










廊下を見たら綾乃ちゃんが開いた窓からこちらを見ながら何人かの女子と話している。




ドアを見ると凛が3人くらいで固まっていた。









私の学校は用がない限り、他の教室の人は入れない。

凛たち、ほぼ入ってない…?私のクラスの人とは話さずに隣のクラスの子と…。








こんな時に言うのもあれだけど、周りからしたらドアにいたら、ちょっとどいてもらいたい。



さっきから私のクラスの人がわざわざ遠回りして後ろのドアから出ている。












私が怜くんと話さなくても監視されるんだ。













あれから何日か過ぎた。


凛とは無言下校をしていたが、1日耐えれなくなって話した。


あなた
あのさ
大野 凛
あなた
凛っ
大野 凛
え、なに?
凛は綾乃ちゃんが勝手にやったと言っていた。








告白のことは言ってないとも言われた。
スマホを勝手に綾乃ちゃんが見た…と。






でも、なんか話がおかしかった。







だから、しばらくして橋を変えて、また話した。



話がさっきとは違っていた。






またそんなふうに話を変えて戻したら、最初言った話と全然ちがっていた。








なんで凛はそんなに私に嘘をつくの。


そう思った。










そして、また無言下校をした。


それからしばらくして一緒に下校するのをやめた。
LINEは凛が送るだけ送って、私が返信をしても未読。






それから、凛と話していない。




























(今のところ話してないです)

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