第38話

君の気持ちを知る3日前
40
2020/01/13 11:06
どんなに朝になって欲しくなくてもやっぱり 朝は来てしまうわけで。


目を開けると見慣れた天井が目に入る。













ベッドから降りてカーテンを開ける。










カーテンを開けると明るい光が部屋に差し込む。

電気をつけず、ベッドの布団を整えず。
適当に支度を済ませ、学校に行く。






いつも通りに来たはずが、歩くのが遅かったのか教室には すでに何人かの人がいた。













何分か経つと舞花ちゃんも来た。












それで昨日のことを話してみた。

ざっくりと振られたことだけ。















一生言わないって言われたこと。

それはつまり 一生 良い返事が貰えないことじゃないかって。



 

舞花ちゃんは驚いた顔をすると私を予定黒板の前、教室の隅まで連れていく。
如月 舞花
私ね、昨日怜くんにLINEしたんだ
あなた
ぇ?

それは初耳だった。



まぁ。確かにいちいちLINEしたって言うのも おかしいけど。





どうやら舞花ちゃんは返事を出さないのにからかい続けるのは良くないって注意してくれてみたい。













あと、それと…。




如月 舞花
返事保留にしてるってことは何かあるからじゃないって送ったの








それを聞いたそうだ。





如月 舞花
返信は「…」だったけど



それを聞いて納得した。

怜くんは本当に私に返事をしようとしたのだと…。






















そう思っていたが。

























この考えが違っていたことを。













3日前の私はまだ知らない。



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