第34話

君の嫌いなところ
46
2020/01/13 07:19
テストが終わって家に帰ると、LINEが入っていた。









はやいなぁw…と思ってLINEを開くと やっぱり怜くんで。

私にほかの友達はいないのか と少し悩んでしまった。





タブレット没収されて その後のLINEもう話は全然変わっていたけど。

画像が2枚送られていた。










怜くんとLINEをして、タブレットの電源を閉じる。


さすがに ずっとやっていると他のことも出来ない。












そう思ってLINEを閉じるとLINEの音がすごい。

タブレットのカバーをどけて見てみると怜くんのスタ連だった。











もう、終わるよね…と思って元に戻す。
怜くんとのLINEはしたくない訳じゃないけれど。やらないといけないことがあるので未読にしておく。













何分たっても音が鳴り止まない。

諦めてLINEを見ると まだ、スタ連をしていた。












いやいや、ストーカーはどっちだよ…と笑いながらLINEを開く。



あなた
うわ
あなた


あまりのスタンプの気持ち悪さに うわ だけになってしまったので後から小さい あ を付け足す。


Rei
んー?
Rei
呼び出した
あなた
だろうね!
あなた
見なかったフリしてたのになぁ



呼び出した…とか 最近 本当私の扱い雑だよね。




学校以外だと1時間に1回はスタ連されてるイメージがあるよ。


Rei
うん!
Rei
😀
あなた
うわぁ
Rei
ひどい
あなた
えぇ
Rei
見ないふりなんて
あなた
だって


私からしたらスタ連して重たくする方がひどいんだけど…。



だってといった手前、何か言わなければだけど言い訳が見つからない。













や、勉強してたんだけど。なんか自分からしてるって言うのに苦手意識がある。

え、お前でもすんの?みたいなこと 違う友達であったしなぁ。












そんなことを思ってアプリのせいにする。

あなた
アプリ閉じるの嫌だもん〜

なんでアプリのせいにするかと言うと、毎回アプリを開くと怜くんからLINEが来て、LINEを開くとアプリが最初からに時々なるからだ。






これは嘘ではない。実は結構アプリのせいで いらつくのも多かったりする。



あなた
えぇー
あなた
なんか
あなた
ごめんねー?!
Rei
閉じーろ

変なところに伸ばし棒入れるんだなぁ…と変なところばかり気になってしまう。




たぶん、アプリを閉じろって言っているんだろうけど。

わざと気付かないふりをしてみる。

あなた
え?
あなた
LINE?
あなた
ありがとうw
Rei
そして僕にかまってー




やっぱり君の方が上手うわてらしい。





あーぁ、ずるいなぁ。そんなこと言われたら構うしかないじゃん。





あなた
うわぁー
あなた
しょうがないから
あなた
すこし
あなた
かまってあげるー
Rei
笑笑


正直にいいよって言うような可愛らしさは私にはなく。代わりに変な意地がある。





でも。君にはなんでも お見通しのようだ。


Rei
ちょっと待ってー


でも、君は変なところが空気が読めない。

あなた
んー?
あなた
うん
Rei
あなた
Rei
うでがー
あなた
うん?
あなた
うずく?w
Rei
力抜けるくらい
Rei
いたい



あ、そっちねw
最近、厨二病みたいなスタンプいっぱい来てたから なっちゃったと思ったよ。


疼く 当たったと思ったんだけどなぁ。


あなた
つった?
あなた
どんまいです!
Rei
つってない
あなた
w
Rei
スマホが持てない



いや、本当 何をしたんだよw


怜くんってテストの点数悪いと自分の家の2階から飛び降りたくなっちゃう人らしいから心配。





情緒不安定なのかなって最近、思い始めてきたところ。
あなた
ありゃりゃー
Rei
あーー!
あなた
じゃー、、




うん、痛いなら しょうがない。

構うのはまた今度にしとこう…そう思ってLINEをしようと思ってキーボードを打つ。
Rei
なおったー
あなた
構うのはまた今度ね
あなた
うわぁ
あなた
タイミングがいいこといいことw
Rei
でー


どうやら打つ前に治ってしまったらしい。

残念残念と言いたいところだが実は君とLINEするのは嬉しかったりもする。









それに私もかまって欲しかったから…ね。

Rei
でー
Rei
さぁー
あなた
んー?



本当 君の話はいきなりだな…と。

1人LINEを見て苦笑する。


実は結構、無理をしてLINEをしていて もう移動して塾いた。

Rei
溺愛ってどんな感じー?

水筒のお茶を飲みながら見ていたけど、いきなりこんなの来たから吹くかと思ったよ…?!


何分かLINEをして授業の時間になったのでLINEを閉じる。



塾の電波が悪すぎてLINEが送れくて再送も無理だったなぁ、と諦める。












授業が終わって迎えの時間まで適当に時間を潰す。



怜くんとは溺愛の話しと怜くんがSかの話をした。
Rei
誰かを溺愛してみたいけどー、誰がいいと思う?



いきなり、溺愛の話に戻されて そう聞いてきた。



本当 君はずるいと思う。他の誰か…なんて私が紹介たいわけが無い。








なのに。君はそうやって私に聞いてくる。



私が君を好きなことも、私がそういうのが好きなことも知っていて。



























そういう君の焦らすとこが。
















すごく”きらい”で。






























































すごく”すき”。


















私は結局、諦めて。




















君に伝えたんだ。


















やっぱり君の思い通りにいくんだね。























あなた
してください!
青木 怜
んー。何を?w
あなた
私に溺愛してください!

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