第10話

もう戻れない
75
2020/01/04 12:07

この時私は君に告白するだなんて思ってなかった。

日付は2019年の12月30日になったばかり。













ケータイ小説の事件から君にからかわれる毎日。


君は、前よりも私をからかうのが上手くなっていた。





そのせいだと思いたい。私は日付が変わってすぐに送ったLINEをみて、ため息を零した。
あなた
好きだから
うーん、送信取り消しをしたかったが出来なかった。


返信が もうきてたから。
Rei
えっと、それが理由?
Rei
それとも告白誰かにしてとか、好きな人教えてって言った方?
うー。これはどちらに対しても返信だった。
Rei
え、違うー?
Rei
ねぇー、好きな人誰〜?
Rei
教えてー
え、えぇー。なんて言えばいいの…?






さっきの出来事で私の頭は冷えつつあった。
あー、もぅ。仕方ないっ!
あなた
だーかーらー、、!
怜くんの事が好きなのっ
Rei
んー、じゃあ…なんて言ってほしい?
ずるい。そんなの決まってる。




好きって言ったら、言い返してほしい。



付き合ってほしい。







私を”ふつう”の友達じゃなくて、見てほしい。








ちゃんと私を見てほしい。

でも、期待しちゃいけないって分かってる。
だって、私は君に一度告白して振られてしまっているのだから。






そう思って、淡い期待を抱く前に潰しておかなければってそう思った。









どうせ、振られるなら早く振られてしまおう。







諦めれなくなる前に…そう思った。









なのに。なんで君はそんなに私の心をかき乱すの?
Rei
そのまま気持ち言えばー?
そんな、、むりだよ。






振られちゃうんだから。
Rei
どう返事して欲しいんですかー?
青木 怜
本当の気持ち知りたいなら、好きって伝えてみたら?



ねぇ、期待してもいいですか?


















私は。


















私は、まだ君のこと…









好きでいていいんですか?
あなた
わたしは怜くんのことが好き!
あなた
返事がほしいの…!
私は気づいたら君に伝えていた。


















好きだって。

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