あんなにLINEしてるのにまだ君とのLINEは続いてる。
今は22時58分。
なんで続いているかというと…。
まだ返事はいわないと言われて うわーっと言った後に。
でも…と打ってしまったから。
返事は言われないのは…ちょっと嬉しいなって思ってしまったんだ。
もし、振られたら そう思うのが怖い。
だから知りたくなくて つい打ってしまったんだ。
あー、もぅ。私のバカ。
なんでこういうときに限ってバカ正直に打っちゃうのかな〜!
さっき打った言葉を見て はやくも後悔中。
わかってる。こんなのおかしいって…。
自分でもちゃんとわかってる。わかってるけど。
矛盾してるってのも知ってる。
知ってるんだよ?
でもね…。
君に振られるのが怖いんだ。
振られたら私はどうすればいいのか わからない。
君への『すき』が溜まっていって。
溢れ出る前に…。
これを私はどこに捨てたらいいの?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。