第3話

君を好きになった理由
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2020/01/03 14:47
私の体はなんというか、少しやっかいだ。


緊張や人混みなど私は苦手だ。
脈が上がると、場合によっては体がガクガクと震え出す。












過換気症候群と言うやつらしい。










私がこのことを初めて話したのは君だった。







私は最初、全然普通だった。
言い方はおかしいかもしれないけど、集会で倒れるようなことはなかった。

でも…








最近、集会で体調を崩すようになった。






5時間目から6時間目にかけて集会をしていたせいかもしれない。
そう思っていた、でも違った。



次に行った集会では1時間しか、やらなかった。










なのに、私はそこでも体調が悪くなった。










小児科へ行ったら、症候群。
正直、今の状況についていけてなかった。





次の集会では倒れなくて、その次の集会では倒れた。









周りからしたら迷惑だろう。
そう思って落ち込んでいたら君が言ってくれた。

青木 怜
迷惑じゃないから。
青木 怜
頼ってくれていいから!
…と、なんでだろう。
あんなに落ち込んでいた気持ちがスーッと胸から消えていた。




今思うと君を好きになった理由のひとつだったのかもしれない。

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