ベッドで盛大にため息をやる。

幸せが逃げていく…どころか湧いても来なそうだ。




















さっき、美月ちゃんにLINEでは少しと打ってしまった自分を殴ってやりたい













そんなことを考えながら今日は寝ることすら出来なかった。

それは昨日の私に遡る。











美月ちゃんにLINEをした後しばらく絵を描いていた。

描き終えると、しばらくしてLINEの着信音がなった。

玲くんからだった。


















インスタだと私が気づきにくく、返信が遅いせいか両方でメッセージが送られていた。

前みたいに、玲くんで ときめくようなことは無くなっていた。









それは私が

玲くんの事を恋愛対象として好きじゃなくなったから。

本当に好きだって思えたんだけどな…なんて少し寂しく思いながらLINEを打つ。



















しばらく玲くんとLINEをして気づけば0時。

あぁ、もう日にちが変わったのかと少し驚いてしまう。















玲くんとの やりとりは時間を忘れてしまう。




 











もう、寝ないとやばいな…なんて思いながら立ち上がる。













すると、電話の音が鳴った。



少しせすじが震える。



















びっくりした、ただそれだけ。

それだけなんだけど、今 謎に怖い…


なんか絵を描き終えたら変な音とか聞こえる















そう思いながら、タブレットへと手を伸ばす。





















でも、今は電話する気分じゃないなぁ。


珍しい人なら用事かと思って出てたけど。

















と思い、電話を切った…





















つもりだった。

…は?! 声聞こえたんだけど、、

…気のせい気のせい

…うん、これタブレットの電話繋がってね？











私のタブレットは少し大きいサイズなため両手で操作する。
私は右利きなのだが、両手で操作すると左側の方が押しやすい。






そのためか、時々 切ったつもりでも電話がつながってしまうのだ。

タブレット画面で玲くんのアイコンとReiと文字まで表示されている。











あ、これ絶対繋がってるやつだ。

ですよねー!!

うわー、当ててくるやつ。








図星過ぎて何も言えない。

一人称が僕から俺に変わってるよ、玲くん…。




まぁ、これが玲くんの本当の一人称なんだけど。



















見た目のせいか、普段 Mっぽい せいか、




玲くんは友達に一人称俺は似合んない…と言われ、今は隠してるらしい。
























でも、その友達に言いたい。



玲くんはドドドドドSです！


















…と、これは舞花ちゃんも言っていた。





ドドドドドSとまで美月ちゃんは言ってなかったけど
美月ちゃんも  玲くんってSだよねーって言っていたくらい。

それを玲くんにも言ったことはあるんだけど











私と関わると 虐めたくなるから、私のせいらしい。













絶対、違うと思うんだけど。


…と思っていたのだが、これは周りに聞いた友達、全員に頷かれてしまった。


































玲くんには  ドMのあなたさん と呼ばれてしまう。ありさま。




















ついでに

拘束バンドで手足を束縛して こちょこちょしてあげようか







…とまで玲くんに言われた。























うん、、これは恐怖。













拘束バンドしたら写真撮って こちょこちょしたら放置するとまで言われた。

それは、本当のドMしか求めてないからね?!…と思った。






これは正論だと思う。私にとっては…だけど。

玲くんの声で現実へと戻される。




たぶん、さっきの問いかけであろう。

これは しばらく怒られそうです…。