私は瀬川あなたと言います。
瀬川家の長女として生まれ、
輝かしい生活を送るはずだった。
瀬川家はお金持ちで大手の会社を持っている。
その財力で、どうせ調子に乗っていると
私は言われる。
本当は違うのに
私は欲しいものを
買ってもらったことなんて1度もない。
やりたい事をやらせてもらったことだって、
1度も。。。。。。。。
それどころか、兄からの酷いいじめ。
親からの冷たい目。
生きてる心地なんて、しなかった。
友達もいない。
家族からも冷たい目で見られて、
兄からは虐待を受け、
人からは妬まれ、
愛されない。
どうしたら愛されるのか、
その答えをずっと求めていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。