第28話

Ultra Darling-jimin1
7,531
2022/12/06 07:18





jimin side












ジミン
ジミン
もう喧嘩すんなよ〜



俺たちを巻き込んで揉めてたふたりに
嫌味ったらしく伝えたけど

もう大丈夫そうで安心した




ふたりのことを心配したりもしたけど

肝心なのは俺たちの方...








ミナ
ミナ
あれ??!
あ!逃げたの?!
ミナ
ミナ
まったく〜!
私が一肌脱いであげたおかげで
今ここにいるのにぃ



戻ってくるなり

飲みかけのビールを喉の音を鳴らしながら
流し込んでる俺の彼女



あなたの言ってた話と違う話を

ドヤ顔でペラペラ漏らしてるのが面白い



俺がついつい余計なことを言ってしまうのは

ミナが可愛いからなのに



俺たちは似てるからか

すぐに喧嘩になる




ジミン
ジミン
ふたりのために来たの?
ミナ
ミナ
ん??....うん
ジミン
ジミン
うそつけよ
俺に会いたかったくせに!



ミナ
ミナ
まぁ...
何日も会ってなかったし?






おぉ、今日はわりと素直だ


喧嘩にはならなくてすみそうかも


まぁ俺の出方次第だろうけど...





ミナが望む言葉を考えてから

口に出す


それさえ上手く行けば

きっと大丈夫




ジミン
ジミン
会いたかった
ジミン
ジミン
来てくれてありがとう



ミナ
ミナ
やめてよ//
なんか違う!ジミンらしくない//



照れてるミナを見ると

ちょっとダメなんだよな...




余計なこと言っちゃう前に...




ジミン
ジミン
おいで?



ソファに座ったまま

ラグにペタっと座るミナに手を伸ばす




唇を噛んで照れを隠すミナは

最高に可愛くて


結局 俺から手を掴んで引き寄せた




ジミン
ジミン
寂しかった?
ミナ
ミナ
...別に、大丈夫だし
ジミン
ジミン
はいはい





半ば無理矢理に胸に迎え入れて


ミナの首筋に顔を埋めて大きく鼻から息をする





ミナの肌の匂いと髪の匂いを嗅ぐのが

すごく好き



彼女になるまで
少ししか感じることのできなかった香りを

思う存分満喫できることが


俺のものになった証みたいで

ずっとやめられない




ミナ
ミナ
それやめてってば
ジミン
ジミン
やだ、
ミナは俺のだから
ミナ
ミナ
意味わかんない




俺から離れると

じっと唇を見つめてくる




ミナがキスしてほしいときの合図なんだけど

たぶんミナは自覚してない




ジミン
ジミン
キスしてほしいの?ㅎ
ミナ
ミナ
えっ//





可愛いね




彼女になるまで知らなかったこと、

それを知るたびに



ミナのことがもっともっと好きになる





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