もっと可愛い顔が見たくて
わざとゆっくり近付いて
軽くだけ触れるキスをする
目を閉じずにすぐ近くで見るミナは
もう我慢出来ないって感じかな?
そのまま首に腕を回してきたから
連れて行けってことだろうね
ほんと
歩き出した俺にしがみつきながら
耳の後ろにキスしてくる
可愛いとこも
こういうことに積極的なとこも
口が悪いとこも
照れたと思えば
信じられないくらいエロくなるとこにも
やっと慣れてきたところなのに
久しぶりのセックスは
また新しい一面が見れそうで
こうして触れてるだけでニヤけてくる
抱きかかえたまま
ミナの身体に我慢してるソレを押し付けてやれば
ミナからぐりっと場所を合わせてきた
耳に触れる柔らかい唇と
いつものギャーギャー言う声とは違う
甘ったるい声
どんなわがままもお願いも
聞くしかなくなる
そっとベッドに下ろしてすぐ
ミナから先に
俺の服に手をかけてきた
服の中に入ってきた手を握って
顔を覗けば
とろんとしたヤらしい表情...
見惚れてる隙に
キスが始まって
僕が入れるより先に
ミナの舌が入ってきて
僕のに絡みついた
また始まったキスに意識を向けながらも
服を脱いでいく
ミナも同じ様に服を脱ぎ捨てて
気付けば下着まで自分で脱いでる
ベッドに膝立ちしていた俺を
軽く押して座らせると
また首に腕を回して
俺の上に乗ったミナ
厭らしく笑って
俺の目をじっと見つめてくるのを見ると
俺の何倍も余裕そうだなって
ちょっと寂しくなったりして
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。