離れてしまったジミンを見上げれば
ジミンのすぐ後ろに月が見えた
ジミンが好きな三日月...
でも三日月よりも
淡い光に照らされたジミンの方が
ずっとずっとキレイ
ちらっと月を見上げたジミン
その姿もすごく素敵で
私だけが見ることができるジミンの姿だと思うと
ほんとに夢を見てるみたい
私が大真面目に言ったからか
ジミンの表情から可愛さは消えた
私の指をそっと握ると
そのままジミンの唇が指に重なった
それがすごくロマンチックで
でもすごく恥ずかしかった
誤魔化すためにむぎゅって抱きついたら
次は耳に唇が触れた
でた...
ばっちばちにエロいジミンの声
だめだ...
もうなんかいい気分になれるもん
最後にジミンに会った日...
もう随分前なんだけど
『しばらく忙しいから...』って
思い出すと沸騰しそうになるくらいに
ドエロい...
いきなり抱きかかえられて
信じられない強さでジミンの首に引っ付いた
そうなの?
はじめてなの?
うわ、どうしよこの気持ち
あんなに嫌だったのに
すっごく特別なことに思えてきたんだけど...
笑いながらベッドに下ろされた
なんか全部見透かされてる感じがして
どんな顔をすればいいのか悩む
ギシッと音を立ててベッドに上がってきたジミンは
さっきと変わらないニヤニヤ顔...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!