第22話

21.
247
2020/01/12 03:59
あなた

_小声で_
ねね、岸くん、今日放課後少しお話できる?

岸優太
岸優太
おう!いいよ!
あなた

ありがとうm(_ _)m
じゃあ、放課後教室で

岸優太
岸優太
( *˙ω˙*)و グッ!
永瀬廉
永瀬廉
(なんやぁ〜、こそこそ話してるん、優太嬉しそうやし……(^^;;)
ーー放課後ーー
@教室
岸優太
岸優太
あなたちゃん、話って?
あなた

うん。あのね、ゆきのことなんだけど……

岸優太
岸優太
ゆきちゃん?
あなた

うん。……ゆきね、……病気なの。

岸優太
岸優太
え……
あなた

いつ何があってもおかしくないんだって。

あなた

突然いなくなるってことは無いけど、いつ弱っていくかわかんないって……

岸優太
岸優太
……
あなた

でも、長くても生きられるのは20歳くらいまで……

岸優太
岸優太
……そんな……
あなた

私、ゆきがいなくなったらもうどうしたらいいかわかんない。これまでゆきがいたから、頑張れた。

岸優太
岸優太
……うん……
あなた

ゆき居なくなったら、私もう生きる意味ない。

岸優太
岸優太
あなたちゃん……
あなた

でも、まさかゆきの前で泣けないし、他に相談できる人もいなくて……ごめんね、岸くん。また負担を増やしちゃった……

岸優太
岸優太
そんなのいいの!
俺こそごめん。あなたちゃんがそんな辛いとも知らず、踏み込んだこと聞いたりしてたと思う……
岸優太
岸優太
だけど、辛かったら俺を頼って?これからも。ゆきちゃんを俺が救ってあげられるわけじゃないし、あなたちゃんの悲しみを無くすことも出来ないかもしれない。
岸優太
岸優太
だけど、誰にも言わずに一人でいるのと、話せる人が1人いるのじゃ違うから、無理にじゃないけど、何かあれば俺に言って?聞くくらいならできるから。
あなた

ありがとう。ほんとにほんとにありがとう。
岸くんに話して、何かが変わった訳じゃないのに、心が少し軽くなった。

あなた

ありがとうm(_ _)m

岸優太
岸優太
ううん。よかった。
あなた

じゃあ、何かあったら、また話してもいい?

岸優太
岸優太
うん!いつでも!まじで俺暇人だから。笑
部活なんて気にすんな!
あなた

(*^艸^)
それはダメでしょ……笑
でも、ありがとう!ほんっっっっとにありがとう!

岸優太
岸優太
いいえ〜。
あなた

じゃあ、バイト行ってきます!

岸優太
岸優太
大丈夫?無理するなよ?
あなた

うん!大丈夫!行ってきます( ̄^ ̄ゞ

岸優太
岸優太
おう!行ってらっしゃい!

プリ小説オーディオドラマ