第15話

14.
342
2020/03/31 03:49
放課後 @教室
あなた

ごめん!呼び出しといておそくなった!!💦

岸優太
岸優太
ううん!全然!
岸優太
岸優太
それで、話とは?
あなた

あ、そうそう、昨日の事ね……
あ、ねえねえ、ここまでしといて聞くの申し訳ないんだけど、正直に答えて欲しい

岸優太
岸優太
? おう、わかった
あなた

ここから先を話すと、岸くんに負担をかけることになるかもしれない…大丈夫?

岸優太
岸優太
……その負担は、あなたちゃんは今背負ってるもの?
あなた

うん…まあね、

岸優太
岸優太
じゃあ、ぜんっぜん大丈夫!気にしないで話して?
あなたちゃんが辛いのに抱えてるんだもん、俺にも少しでもわけて?1人より2人の方が少し楽だったりするかもだし!
あなた

ありがとう。
ほんっとに優しいね、岸くんは

岸優太
岸優太
そうかな……///
あ、お話どうぞ
あなた

あ、うん、まずね、私の親、駆け落ちしてるの。だから親戚がいないの。でも私それでも楽しいから別にいいと思ってた。

岸優太
岸優太
そうだったんだ……
あなた

……ていうのが話の前提ね!

岸優太
岸優太
おう、
あなた

で、去年、親は事故で亡くなった…しかも、事故の加害者は弁護士で…親をなくした私たちに、事故のことを大事にしないで欲しい、だからお葬式もするなって言われた。

岸優太
岸優太
え……
あなた

それで、私、その弁護士に物凄い腹が立って、自分が、そんな汚いことしない、正義の弁護士になって、見返してやろうって思った。

あなた

それで、どうしてもこの高校やめたくなくて、でも、バイト禁止じゃん?だから、先生に頼みに行ったの。事情話して、どうしてもこの学校で勉強したくて、でもお金が必要だからって。事故の弁護士のことは言わなかったけど……

あなた

そしたら、佐藤先生、校長先生の所に交渉しに行ってくれて、周りにはできるだけ知られないようにすること、そのために接客系はダメっていう条件付きで許可してくれた。

岸優太
岸優太
え!あ、そうなんだ!良かった、佐藤先生いてくれて……
岸優太
岸優太
あ、ってことは佐藤先生には俺が知ってることバレたらまずいね
あなた

あ、そうだね、……あ、でも、…うーん…佐藤先生になら、岸くんなら言っとこうかな、岸くんだけ事情知ってくれてますって

岸優太
岸優太
え…(それって、俺あなたちゃんに信用されてる?……って俺、こんな大変な話をあなたちゃんがしてくれてる時になんてこと考えてんだ、バカっ)
岸優太
岸優太
そっか!俺から言っとく?先生に
あなた

あー、うん、今から一緒に行ってくれる?職員室

岸優太
岸優太
うん!もちろん!
岸優太
岸優太
じゃあ、行く?
……あ、ちょっと待って、話終わりで大丈夫?まだお話する?
あなた

ううん!大丈夫!なんかすっごい楽になった!

岸優太
岸優太
そっか!良かった……こんな辛いことひとりで抱えてたんだ……
あなた

んー、まあね、でも、佐藤先生もなんとなくは知ってるし、妹もいるから!ちゃんと分かってるかわかんないけど‪w

岸優太
岸優太
まあ、なんかあったら全然言ってくれていいから!あ、もちろん無理にじゃないよ?もし、ひとりで辛くなったら……っていうか、その、ん?うーん、えっと💦
あなた

笑笑
なんか岸くんの言いたいこと伝わったよ?ありがとうm(_ _)m

岸優太
岸優太
ごめんね(^^;;
あと、俺の前では強がったり、我慢したりしなくていいから!
あなた

え?あ、うん、ありがと////////

あなた

(なんか、かっこよかった……?いまの////)

あなた

でも、よかった、岸くんに言えて
なんかすごい楽になった、

岸優太
岸優太
そ?なら良かった(*^^*)
あなた

でも、ごめん、負担かけちゃったね💦

岸優太
岸優太
え?いやいや、全然大丈夫だよ?
岸優太
岸優太
後でさ、一緒に曲聞こ?
オススメの曲あるんだ〜!
あなた

うん!聞く!あ、でも、その前に先生のとこ行ってもいい?

岸優太
岸優太
もちろん!じゃあ、行こっか!
あなた

うん!

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長くなっちゃってすいません💦
最後(?)まで読んでくれた方、ありがとうございます‪⸜(*ˊᵕˋ*)⸝‬💕✨

じゃあ、次回に続きまーす(^人^)感謝♪

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