第11話
テロ組織
マイケルは「フッ」と笑った
ただでさえ厳重に警備されている軍事基地
警備員は24時間365日おり、無数の監視カメラがあり指紋認証、静脈認証、虹彩認証、顔認証、行動認証を行なっている。
情報が盗み出された際や、脱走者が出た際には付近の住民に強制避難指示を出し、周辺を爆撃する。
最悪の場合核が使用される。
核を使ってでも逃走者を殺すのだ...
「コツ、コツ、コツ、コツ」
足音が近づいてくる
「カツン...」
足音が止まった
辺りの空気が重くなる
沈黙が走る...
あっけない答えが返ってきた
「コツ、コツ、コツ、コツ...」
遠のいていく足音
黙々と歩いていく
親指を機械につける
「ピッ」
手の甲を機械につける
「ピッ」
目を機械に近づける
「ピッ」
顔を機械に近づける
「ピッ」
「指紋、静脈、虹彩、顔認証確認しました。」
冷たい機械音が鳴る
「ガチャッ」
扉の鍵が開いた
「ピッ」
開始ボタンを押した
「コツ、コツ、コツ、コツ...」
マイケルは歩き出した
「ウィ〜ン」
無数のカメラがマイケルが歩くのに合わせて動き出した
「ピピッ」
認証、オールクリア
情報司令室、開錠します
3人は情報司令室に入った
「カタカタカタ...」
キーボードを叩く音が響く
各々調べている中、マイケルは深刻な顔で画面を見つめていた