前の話
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アロの診療所での処分は控え、とりあえずTHE EIGHTで1日監視することになった。
場合によっては殺されるアロが最後にトッポとジョニーのためのパンフレットを作成したいと言ったから、ガムの監視の元、荷物を詰めている。
登場人物はアロとガムのみ。
ガム、周りを見回す。
淡々と話すアロをじっと見るガム。
アロ、ガムに近づいてきてスマホを差し出す。
アロ、無理矢理ガムの手にねじり込んで離れた後、また荷物を詰め始める。
アロ、笑い声を聞いてガムを見る。
ガム、穏やかな笑みを浮かべている。
アロ、顔を歪ませる。
そう言い放ち、黙って荷物を詰めるアロ。
アロ、ガムを睨む。
ふふっと笑うガム。
ガム、穏やかな微笑みを崩さない。
アロ、深くため息をつく。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!