第22話

私は悪くない
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2021/06/25 09:58
ロボロ
ぶり子、俺は軍にはいかない
ぶり子
な、何いってるの?お兄ぃちゃん
ロボロ
俺聞いたんや、お前と親父が電話してるとこ
ぶり子
..........
ロボロ
俺はみんなとここにいたい、
だからそっちには行かん
ぶり子
何でよ!?一緒にいるって約束したじゃん!
そんなにあの女がいいの!?
ロボロ
違う!俺h.....
ぶり子
なら、あの女を殺せばいいよね......?
そう言うと走ってキッチンに向かい、包丁を持ってきた
ぶり子
あんたなんか死ねばよかったんだ!!
あなた

..........

包丁を向けてこちらに走ってきた。
向かってきたが、私には問題なかった。
ナイフを向けてくる者なんて何千といた。
いつも通り避けて手首を叩くだけでよかったのに
何かに足を引っ張られ、足を見るとワイヤーに足が
引っ掛かっていた。
ロボロ
あなた!
刺されると確信し目をつむったとき、
グサッという音がなったが痛みはなかった。
ぶり子
ひっ!おにぃちゃん......
ロボロ
あなた.......大丈夫か?....
あなた

ロボロ.......

グルッペン
ロボロ!!
トントン
すぐ救急車を呼べ!
ぶり子は確保!!
ロボロは流れる血とともにガクンと落ちた。
ゾムは動揺しているぶり子を捉えた。
ゾム
確保!
ぶり子
離して!私は悪くない!
全部あの女が悪いのよ!
シャオロン
あなたはなんもしてないやろ
ぶり子
あの女が全部、全部、私から奪ったのよ!
この城も、お前たちも、
全部わたしのだったじゃない!
なのに何でこんな薄汚いシンデレラに、
取られなきゃ行けないのよ!
それを言ったとき、ショッピがぶり子を叩いた。
ぶり子
!.......
ショッピ
謝ってください、あなたさんに
ぶり子
は?
ショッピ
あなたさんは薄汚くなんかありません。
あんたよりもっともっと辛い苦しみを
受けて今まで生きてきたんです。
ご飯はカビて、風呂なんかは当然入れない。
おまけに罵声を浴びせられ、たくさんの傷を負った。それでもあなたさんは頑張って生きてきたんです。たった一人の、いないと分かっていても会いたかった母親に会うために。
ぶり子の胸ぐらを掴んで言う。
ショッピ
そんなあなたさんを家族に甘やかされて
生きてきたあんたが愚弄すんな。
あなた

.........

私は自然と涙が出てきてしまった。
涙なんていつぶりに流したんだろう。
いくら体に傷がつけられようと、泣くことは許されない
生きていくために泣いてはならない、
いつしか私は涙と言うものがなくなっていた。
ぶり子
私は何も悪くないわ!
私を怒らせたらどうなるか教えてあげる
お前らみんなパパに言いつけてやるわ
ロボロ
それは......無理や.......
ぶり子
はっ、死に損ないが何ができるってんの?
ロボロ
この会話、録音さしてもらったで....
俺はこれを親父に.......出す
ぶり子
クソッ!クソッ!
全部私の言う通りだったじゃない!
なのに何でこんな.......うわーん😭
チーノ
まあまあ、そんなにぶり子さんを攻めるのはやめてあげましょう?それに何が起きたのかは本人に聞かないとわかりませんよ。
そう言いながらお姫様だっこをされソファに座らされた。
チーノ
あなたさん、あなたがぶり子さんにいじめられてたのは皆さん薄々気づいてました。
でも、これのことはわかりません
そう言いながら、腫れている方の足の裾をあげられた。
我々だ
!!!
ひとらんらん
酷すぎだよ.....
オスマン
絶対折れてるめぅ......
あなた

別に.....いつもと変わらない....

ゾム
他に何かやられたんか?
あなた

......

グルッペン
あなた、君がいったことは大事な証言になる。
あなたが元犯罪者だからって信じないということは絶対にない、だからゆっくりでいい、
話してくれ
あなた

.....これは、さっきロボロと別れたあと、ぶり子にあって蹴られたもの.....朝ごはんもなかった。
この前の花瓶の件は、投げられて刺さった。

シャオロン
傷は?
あなた

たまに開くくらい......

グルッペン
わかった、よく話してくれた。
悪いが俺はすぐに出かける、トントン
ついてきてくれ
トントン
わ、わかった、ロボロを頼むで
ピーポーピーポー
ロボロ
よか.......った.....
あなた

(アドレナリンの効果が切れる!?)
まだ意識を保て!

ロボロ
...起き....たら...また飯....食い...行こ...な
あなた

ロボロ!!

MOB
怪我人はどこですか!?
ゾム
こっちです!
あなた

意識はもうありません。出血は少ないです
すぐにつれていってください。

MOB
誰か一人ついてきてもらえますか?
あなた

私が行きます。

その時、誰も気づいていなかった。
この救急隊員がニヤリと笑ったのを。
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はい!今回はここまでです
もうめんどくさかったので、チャプタ
スクショしてチャプター消して書きうつしました。
次回「新たな事件」
是非見てね

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