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第6話

彩side
無我夢中で次のページをめくった。

「...はぁ?」

そこにあったのは黒塗りのページ。
全く読めない。ぐちゃぐちゃしていて幼稚園児の落書きのようだ。部屋の電気に透かしても読めない。
面白かったのに残念だ。
...にしても不思議な話だった。
春はきっと死ぬものだと思っていた。
なんだかホラーっぽかったし。
夏はそれを止めるために僕と一緒にいればいいんだというメンヘラ染みた発言をしたのだと思う。

夏にとって春は大切な幼馴染みだろうし。
ページを少しめくるとすぐに次の話があった。
『ジトジト』  皐月輝久サツキテルヒサ
本当ならこの次は夏ちゃんの話だから飛ばしたいところだが、飛ばすのは嫌いなので順番に読むことにする。
短ければいいのだが、と思いながらも私の手はページをたぐろうとしていた。

元々怖い話は好きだったから惹かれる。
タイトルはどれも聞いたことがないものばかりだ。
さて、次の話を読もう。
掃除機を部屋の隅へ寄せて、ベッドの上で布団に潜り込みながら、私は目をかがやかせて読み始める。

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よろしくお願いします。 昔は夕塗という名前でしたが、なぜかログインできなくなったので心機一転して新しい名前で始めることにしました。 「突然ですが今から辞めます」などの作者でした💦 他にも桜海鏡麻さんの作品の表紙の多くを手掛けたことがありますが、現在は行っていません。 滅多に浮上しません。
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