第9話

ʚ 2 - 1 ɞ
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2021/08/01 14:41



健人side



事の成り行きで
彼女を家に連れてくることになったけど、
家、、片付いてたっけ…

しかも、泊まるってことだよな??


しっかりしろ俺、大丈夫か?


椿野 (なまえ)
椿野 あなた
あの、、



彼女の困ったような声を聞いて我に返る。


そこには俺の家のドア。

突っ立ってたんだ、恥ずかし…


中島 健人
中島 健人
わ、、ごめん、今開けるね。



ドアを押さえながら、彼女を部屋に通す。


椿野 (なまえ)
椿野 あなた
お邪魔します…



なんとか綺麗を保ち続けていた部屋。

あぁ、良かった…


中島 健人
中島 健人
そこら辺適当にどうぞ、



連れてきたものの、
どこまで突っ込んでいいものか…

彼女には彼女なりの事情があるだろうし。。


何かを言いたそうな雰囲気の彼女。

どうしよ、、


椿野 (なまえ)
椿野 あなた
あの、、
なんてお呼びすればいいですか…?
中島 健人
中島 健人
あっ、俺、健人っていいます。
中島健人です。
椿野 (なまえ)
椿野 あなた
健人さん、、素敵な名前ですね。



俺の名前聞いても反応無しか、、

ほんとに知らないんだな、笑


椿野 (なまえ)
椿野 あなた
私、あなたっていいます。



名前、だけ…?

事情があるんだろうか。。


中島 健人
中島 健人
あなたちゃん、って呼べばいいかな?



出会ったばかりだし、
馴れ馴れしいかな、、?


椿野 (なまえ)
椿野 あなた
何でも大丈夫です、
じゃあ私は、健人さんって呼びますね。



俺が複雑そうな顔をしたのに、
気付いたのか慌てた様子のあなたちゃん。


椿野 (なまえ)
椿野 あなた
嫌、、でしたか…?
中島 健人
中島 健人
あ、んん、嫌とかじゃなくて。
もしできたら
『さん』取ってほしいなぁって思って。



あえて、名字を聞かなかった。

もう少しだけ、様子見て聞いてみよう、、


椿野 (なまえ)
椿野 あなた
っ、じゃあ健人、くん、、で…///



ふと、あることが思い付いた。

この子、
俺が芸能人だって言ったら出て行きそう。


黙っておこ。


中島 健人
中島 健人
あ、あなたちゃん、お風呂入る??
椿野 (なまえ)
椿野 あなた
お借りしても、、いいんですか…?
中島 健人
中島 健人
もちろん。
あ、そこ突き当たりだから、
着替えは俺の用意しとく。
椿野 (なまえ)
椿野 あなた
あ、ありがと、、ございます///




照れてるあなたちゃんが
少しだけ、可愛いって思ってしまった。


アイドルが何やってんだろ、…


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