🧡 side ___
勤務中、少し時間が空いて時計を見ると10時過ぎ
そろそろあなたも学校かな〜なんて呑気に考えているとさとちゃんから連絡が入った
内容はるぅころがあなたを連れてくる
朝出勤前にあなたの部屋を覗いた時はすやすや眠っていたのに変だなと思いつつ処置室へ向かった
処置室に着くとさとりーぬが準備を進めていた
しかも産婦人科系の準備
そう、俺は兄弟の中で唯一の産婦人科の医師
助産師になるのは女性だけだど産婦人科のお医者さんって男の人でもなれるんやで
兄弟で唯一女の子のあなたを身体的な面から支えたくてこの道を目指した
まずは簡単な検査のエコーと採血の準備をする
内診はきっとあなたには怖いと思うし恥ずかしい
2つの検査で異常があったら内診をすることにした
準備をしていると泣いているあなたを抱っこしたるぅとところんが来た
あなたの服を少し捲ってその上にバスタオルを掛ける
そっとお腹にあてて検査していく
特にこれといった所見は見られなかった
結果は異常無しだ
次は採血
あなた絶対に嫌がるやん
さとちゃんが上手いことあなたを抱っこしてくれて慰めてくれている
その間に採血の準備を莉犬に頼む
俺の後ろからそっと準備できたのをあなたにバレないように持ってきた莉犬
でも最後はバレてあなたは大泣き
まぁ最後にはバレるから仕方ないんだけど…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。