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第34話

Gemini 2
  話し声がする。

 木の後ろから覗くと,竈門くんとさっきの鬼。そして宙に吊るされた女の子の鬼。あの子が禰󠄀豆子ちゃん?どちらも怪我が酷い。もう少し早く来ていれば。刀を構え木陰から出ようとした時,
炭治郎
炭治郎
ヒノカミ神楽 円舞
 あの型は初めて見たけど,遠い昔に見たことがある。和服を着た鬼にとどめを刺されそうになった時に助けてくれたけど,私の記憶じゃない気がする。でも懐かしい気がするのはなんで?
禰豆子
禰豆子
血鬼術 爆血‼︎
 糸に火がついた!?しかも焼き切れて……
炭治郎
炭治郎
俺と禰󠄀豆子の絆は誰にも 引き裂けない‼︎
 大きい爆発音と共に鬼の子の頸が飛ぶ。倒したと思ったら消えていくこともなく歩いている。飛んだはずの頸が身体に戻され,血鬼術を繰り出した。
 ヤバイと思い呼吸をしたと同時に横を誰かが通り,竈門くんの前に立った。
星影 (なまえ)
星影 あなた
義勇…
冨岡
冨岡
俺が来るまでよく堪えた 後は任せろ
冨岡
冨岡
あなた。2人を頼む
星影 (なまえ)
星影 あなた
わかった
炭治郎
炭治郎
! あなたさん…
星影 (なまえ)
星影 あなた
よく頑張ったね。偉い
 竈門くんの背中をさすり,禰󠄀豆子ちゃんのところまで行くのに手を貸す。
 義勇の方を見た時にはすでに終わっていた。
 頸がない鬼の子の身体は竈門くんのところまで来ると倒れた。消えかかった鬼の子の背中に手を置く竈門くん。ああ,この子は優しい。優しすぎるよ竈門くん。
 そして着物を踏む義勇。
冨岡
冨岡
人を喰った鬼に情けをかけるな 子供の姿をしていても関係ない 何十年何百年生きている醜い化け物だ
炭治郎
炭治郎
殺された人たちの無念を晴らすためこれ以上被害者を出さないため…
勿論俺は容赦なく鬼の頸に刃を振るいます
炭治郎
炭治郎
だけど鬼であることに苦しみ自らの行いを悔いている者を踏みつけにはしない 
鬼は人間だったんだから俺と同じ人間だったんだから
炭治郎
炭治郎
足をどけてください
醜い化け物なんかじゃない鬼は虚しい生き物だ悲しい生き物だ
 竈門くんの考えも一理ある。だけど悲しい思いをした人にその想いは届きにくいんだよ。特に鬼に深い憎しみを持っている人にはね。
冨岡
冨岡
お前は…
 義勇が何か言いかけた時,森の奥から何かが近づいてくる気配。刀を構え2人の前に立つ。



 「「「「ガキュイン」」」」
胡蝶
胡蝶
あら?どうして邪魔するんです 冨岡さん
冨岡
冨岡
……
星影 (なまえ)
星影 あなた
えっいや,義勇より先に気づいたのになんで義勇が攻撃を受けてるの?
冨岡
冨岡
……
 おかしいなぁ。竈門くんと義勇の前に立ったのに,いつの間にか義勇の方が前にいて攻撃を受けてるんだもん。
胡蝶
胡蝶
鬼とは仲良くできないって言ってたくせに何なんでしょうか
そんなだからみんなに嫌われるんですよ