転校前日の廉の家
父)廉。ちょっとこっちに来なさい
母)実は転勤が決まったの
母)もちろん。ついて来るのよ?
母)ごめんね~。今回も廉にはついて来てほしいの
父)お前に一人暮らしはちょっと早いな~って思ってな
母)でも、もうこの家も売っちゃうし次の学校の手続きしちゃった...
母)ありがとう。いつもごめんね
父)俺はまだ片付けとかあるから学校への挨拶は任せる
母)分かった。行ってくる
学校...
先生)分かりました。永瀬。短い間だったけどこの学校は楽しかったか?
先生)分かった。なんだ?
先生)それくらいならいいぞ
トコトコトコ。
教室
そして俺は自分の机の中に手を加えてこの学校を後にした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。