それは次の日から私に襲いかかった。
結局、ジユオンニは1日だけじゃおさまらず
今日も勝手に私たちの家までおしかけていた。
JM「僕、いやなんだけど…」
ジユオンニは昨日、出会ったばかりの
オッパ達にすごくなれなれしく接した。
JY「テヒョンオッパ~❤️」
テヒョンオッパに無理やりハグをする。
TH「う、う~」
テヒョンオッパ~表情管理しっかり~
JY「ねぇ、あなたちゃん!
今日さ、私とお買い物いこうよ!」
ジユオンニに誘われてしまいました。
えっと…今日はジョングクとご飯食べに行く
約束してるんだけどな…
JK「今日は僕が約束してるんですけど…」
JY「なら、ジョングクも一緒に行こうよ!」
ジョングクさん、あからさまに嫌な顔。
あなた「行きます!」
ここは私が頑張ってきますよ🔥
さっそくお出かけです。
JY「ちょっと行きたい所があるから
ついてきてよ。」
あれ、語尾に❤️がつかなくなったよ?
ちょ、怖いぞ。
黒い車が迎えにきたので、
おとなしくそれに乗ると…
殺意を感じるような目つきでにらまれる。
JY「えっとね、簡単に言うとね、」
嫌な予感。
JY「BTSやめてくれる?」
自分の耳を疑った。
え、ききまちがい、だよね?
JY「お前さ、邪魔なんだよね笑」
あなた「え?」
JY「え?じゃなくて笑
BTSやめてくれるよね?」
あなた「いやです!」
それだけは嫌だ。
そんなんなら、死んだほうがましだよ!
JY「なに対抗してるのよ!
私がやめろって言ったらやめるの!」
バシッ
ほっぺたにビンタをされる。
こんなの痛くもかゆくもない!
私はジユオンニをにらみつける。
JY「こっわい目~。
よし、いいわ。やめなくてもいい。
そのかわりメンバーには絶対に近寄らない
で。」
あなた「そんなの…」
JY「もし破ったら、BTSのメンバー全員の
個人情報をもらしちゃう❤️」
芸能人にとって、個人情報はいのち。
もれてしまったら大変なことになる。
あなた「わかった…」
ヒリヒリするほっぺたが、
これが現実だということを
物語っていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!