第17話

ピンチ
6,080
2018/12/29 01:49
それは次の日から私に襲いかかった。

結局、ジユオンニは1日だけじゃおさまらず

今日も勝手に私たちの家までおしかけていた。

JM「僕、いやなんだけど…」

ジユオンニは昨日、出会ったばかりの

オッパ達にすごくなれなれしく接した。

JY「テヒョンオッパ~❤️」

テヒョンオッパに無理やりハグをする。

TH「う、う~」

テヒョンオッパ~表情管理しっかり~

JY「ねぇ、あなたちゃん!

今日さ、私とお買い物いこうよ!」

ジユオンニに誘われてしまいました。

えっと…今日はジョングクとご飯食べに行く

約束してるんだけどな…

JK「今日は僕が約束してるんですけど…」

JY「なら、ジョングクも一緒に行こうよ!」

ジョングクさん、あからさまに嫌な顔。

あなた「行きます!」

ここは私が頑張ってきますよ🔥

さっそくお出かけです。

JY「ちょっと行きたい所があるから

ついてきてよ。」

あれ、語尾に❤️がつかなくなったよ?

ちょ、怖いぞ。

黒い車が迎えにきたので、

おとなしくそれに乗ると…

殺意を感じるような目つきでにらまれる。

JY「えっとね、簡単に言うとね、」

嫌な予感。

JY「BTSやめてくれる?」

自分の耳を疑った。

え、ききまちがい、だよね?

JY「お前さ、邪魔なんだよね笑」

あなた「え?」

JY「え?じゃなくて笑

BTSやめてくれるよね?」

あなた「いやです!」

それだけは嫌だ。

そんなんなら、死んだほうがましだよ!

JY「なに対抗してるのよ!

私がやめろって言ったらやめるの!」

バシッ

ほっぺたにビンタをされる。

こんなの痛くもかゆくもない!

私はジユオンニをにらみつける。

JY「こっわい目~。

よし、いいわ。やめなくてもいい。

そのかわりメンバーには絶対に近寄らない

で。」

あなた「そんなの…」

JY「もし破ったら、BTSのメンバー全員の

個人情報をもらしちゃう❤️」

芸能人にとって、個人情報はいのち。

もれてしまったら大変なことになる。

あなた「わかった…」

ヒリヒリするほっぺたが、

これが現実だということを

物語っていた。


プリ小説オーディオドラマ