第2話

東海オンエア りょう
905
2019/03/17 05:08
「りょうくん、1番上の棚のあれ取って!」



背の低い私では届かない物を取ってもらおうと、
彼氏であるりょうくんを呼んだ



『ん、これ?』



背伸びしても届かなかったのに、
りょうくんは背伸びもしずにひょいっと棚から物を取り出す


ほんとにりょうくんはかっこいいし、優しいし、面白いし背が高くて全てが完璧だなあ


ボーッとりょうくんを見つめていると



『あなた、どうした?』



名前を呼ばれて顔をのぞき込まれる


キス、したいなぁってふと思って


ちゅっと軽く唇に触れた



『どうしたの急に(笑)』



でも子供っぽすぎる私のキスには全然ドキドキしていなさそうで、
もう1回顔を近付けるとりょうくんはかがめていた腰を伸ばした


すぐ近くにあった顔があんなに上に



「ねえ!もっかいだけちゅーしたい!」

『じゃあ背伸びしてちゅーして?』



りょうくんはそう言って笑ってる


もう、届かないの分かってて意地悪言うんだから!


ぷいっと顔を逸らすと、
『ごめんごめん』って笑いながら言って



「わっ?!」



私をひょいっと持ち上げて、
近くのテーブルの上に座らせた


急に近付く顔が恥ずかしくて、
ふいっと顔を逸らす



『かわいすぎ』



りょうくんはそう言うと、
私の顎を持ち上げてりょうくんの方を向かせてからキスした


何度も何度も角度を変えてされるキスに、
息が苦しくなって口を開くとするっと入り込んでくる舌


私はりょうくんの首に手を回して


りょうくんは左手で私の腰、
右手で私の後頭部をおさえて離れないように


2人で長く甘いキスをした


唇が離れると銀色の糸がキラリと光る



『好きだよ、あなた』



りょうくんはそう言うと、
私をぎゅっと抱きしめた



「私も、大好き」



私もそう言って抱きしめると、
また軽々と私を持ち上げる



『やばい、ごめん。
俺あなたのことめっちゃ好きだわ』



照れるじゃん、もう



「もっかいちゅーする?」



そう聞くと、
ニヤッと笑って今度はソファに押し倒される


これは最後までされちゃうパターンかも



『今夜は寝かせないから』



りょうくんはそう言って、
2人でソファに深く沈んだ





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#ayano さんのリクエスト 「東海オンエアのりょうくん」でした!



たくさんのリクエストお待ちしてます☺️



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