…はぁ、…外でも行こうかな
いま、夜の8時
ランニングに出かけました
あ、俺平野紫耀
…まりとは、一応付き合ってる
なんの為かは、俺がいちばん知りたい
聞き覚えのある声が聞こえた
…あいつ、あんな顔して笑うんだな
そこに居たのは、
楽しそうに笑ってるあなたの姿と
いま、あなたの彼氏の俺の親友永瀬廉
そして、れんが止まった
いや、バカップルかよ
そして、れんは壁にあなたを押し付けた
れんは、1度だけこっちを見た
そして、ニヤッと笑って、
またキスをし始めた
…れんと、あなたのキスシーンなんて
1番見たくなかった…な
…あいつら、もうやってんのかな
…てか、、あの笑顔なんだ
廉のあの笑顔
忘れられない
どんな意味があるんだ?
…とにかく、2人のことが頭から離れなくて
…もう全部どうでもいいや
…ベットの中であなたを思って泣いた
俺、本当はこんなに弱いんだな…笑
だせぇな…俺
…あなた…会いてぇよ…
この思いは、届かない
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!