…やっばぁぁ!!
私、今日…紫耀くんの
退院の日なのに…ちこくしましたぁぁ!!!
これ完璧に怒られるやつ
…もう息切れるほど走ってます
そして、病院へ
…ぞぞっ、
そして、れんは紫耀くんに近づいた
そして、何かを言ってる
…えっと、何の話?
そして、ぎゅっと繋がれる手
手を離して、先に歩いた
…そして、後ろから抱きつかれた
…あららっ?
今日の先輩…なんか…甘い…
構ってくれるのが嬉しくて
つい意地悪しちゃう
その後先輩の顔を見ると
それされたけど…
耳がこれでもかっていうくらい…
赤かった
無言でも、
たとえ、何を話さなくても
先輩と一緒なら
何処にでも行ける気がするの
そして、家に帰った
…私、れん先輩の家に…荷物
…あれ?なんか…荒れてる?
そんなことも無いか
そして、ソファへ
平野先輩はどっかに消えた
…先輩どこ行ったの
そう思って、廊下を歩いてると
…えっと、誰もいないの?
そして、洗面台が空いた
上半身裸の先輩
そして、引っ張られた
先輩は腰にタオルを巻いてる
…まって、同じお風呂に?
れんとも…やってないよ?!
えっ、き、緊張する
そして、軽くお団子をして
タオルを巻いて、お風呂へ
そして、
…後ろ向きで、入った
そして、1歩ずつ近くに
お風呂広いから助かったと思ったのに…っ
飽きられちゃった…
そして、腕を引っ張られて
胸の中へ
頭上から聞こえてくる甘い声
…なんで知って
悲しそうな…寂しいような声
先輩はぎゅっと抱きついてきた
先輩の呼吸がうっすら聞こえる
そして、首元に顔を填めた
…えっ
先輩は、めちゃくちゃに…キスマをつけた
…やばっ、のぼせる…っ
そして、先輩は私の顔を持って
先輩の方へ近付けた
そして、重なる唇
何度も触れて…触れて
くたぁ…
あれ?…ふわふわする
目を開けると、
先輩の顔があって
そして、ソファへ降ろされた
先輩は…どっかに行ってしまった
立とうと思ったら、
…転びそうになった
そして、手を引っ張られた、
どさっ!
まさかの私が先輩の上に乗ってる状況
そして、颯爽に…消えてった
そして、ぼーっと待ってると
お風呂上がりの先輩が
…えっと…色気増し増し
…ずーっと見てると
…しばらく顔が赤かったのは言うまでもない
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!