第4話

💥💣
10,629
2020/11/07 01:08
それから午後の授業
俺は授業どころか、あの女の事ばかり考えていた
いつの間にかもう40分も経っている。
ノートも最初の方しかとってない。
「重症だな…俺…」
今日、惚れたばっかというのに
頭に浮かぶのはあの女の事。
恋ってこんなもんなんか?
初恋の俺には分からねぇ。




またあの女の事を考え出す。
名前はなんていうのか
ヒーロー科にはあいつは居ない。
となると違う科なのか。
あんなに可愛い奴は初めて見た。
話していなくても、遠くから見ても
わかるんだよ。
なんかあいつはふわふわしている。
そういう雰囲気なんだよ。
「〜〜ッ!やっべぇ…ッ」
あいつを考えただけでニヤケてしまう。
ニヤケてしまう口元を手で隠す。
いつの間にか隣に気配を感じる。
相澤「何、にやけてんだ?」
「うっせぇ!!何もねぇわ…ッ」
相澤「まさか好きな子でも出来たんか?」
「違ぇわ!!」
おいおい。授業中に、ましてや教師が生徒に
そんな事聞いていいんか?!
どうなってんだよ?!ここは…
切島「爆豪、恋したんか?!」
上鳴「え、マジで?!」
「うっせぇッ!!」
瀬呂「顔赤いぞニヤ」
「だあああ!!好きな奴居て悪ぃか?!あ”?……あ…」
切島「え、マジで?!」
上鳴「爆豪の好きな子か〜!絶対可愛いじゃん!」
待て待て。授業中の教室で思いっきり暴露
しちまった…
相澤もニヤニヤすんなよ!
女子は恋バナに興味があんのか、
相澤と同様、ニヤニヤしてくる。
てか、アホ面、”可愛い”ってのは、
当たりめぇだボケ。

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