第4話

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2018/08/02 02:01
じゃあお母さんも仕事行ってくるから。しっかり勉強してよー。
茶々
わかってるー。
その日、家には私しかいませんでした。留守番が嫌いではない私は勉強したり、テレビを見たり、友達と連絡を取り合ったり、自由に過ごしていました。1人になって数時間した頃、
『ミシッ…ミシッ…』
うちの家は古いので廊下を歩く時にそんな音がします。誰かが忘れ物を取りに帰ってきたのかもしれないと思い
茶々
なにー?忘れ物ー?
そんな風に声をかけました。

(………)

返事はありませんでした。
茶々
…気のせい?
多分その日からです。うちにおかしなことが起こり始めたのは。

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