第20話

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2018/08/16 00:38
『コンコンッ』
茶々
はーい。
夜、自分の部屋のドアが叩かれました。
翔 カケル(仮)
姉ちゃん、俺。
茶々
あー、翔。
部屋に来たのは翔でした。
茶々
どうしたの?
翔が私の部屋に来るのはなかなか珍しく、このときの私は結構驚いていたと思います。しかしだからこそ何かあったのではと思うことが出来たのです。
翔 カケル(仮)
さっきトイレ行ったらトイレットペーパーが棚から落ちた。
茶々
…なんだぁ。そんなこと?落ちるなんてそんな怖いことじゃないじゃん。
翔だから本当に危ない目に遭ったのだと思っていたのでトイレットペーパーが棚から落ちたと聞いたときは構えて損したと思ったほどでした。
翔 カケル(仮)
違うんだよ!棚の奥に置いてあったペーパーだぞ!?そんな簡単に落ちるわけねーだろ!
茶々
……でも、ねぇ。
それが初めに起きたことであるならば驚いたかもしれません。でも今さらトイレットペーパーが、と言われても少しも驚かなくなっていました。
花乃 カノ(仮)
うるさい。何かあったの?
翔 カケル(仮)
……
茶々
花乃。
これも花乃に話すべきだと私は思いました。

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