第6話

668
2018/08/19 13:30
『はい、家に着いたよ!』
『ここが僕の家!』
「思っていたより広い…」
『ふふっ笑』
『ここ部屋余ってるから、あなたちゃん好きに使っていいよー』
「ありがとうございます!!」








なんか
やっと
じぶんの
居場所を
見つけた
気がする















「はぁー」
「疲れたぁ…」
「この家でずっと生活か…」
「でも、もしかしたら……」














また親に殴られたり叩かれたりされたことを思い出すと
震えが止まらなくなる
















「そうだ、よね。」
「モトキさんは私のことを預かってくれた、優しいひとだもん。」
「「たぶん」大丈夫。」















とりあえず今日はもう寝るか。















目を閉じた瞬間



まぶたの裏に



今までの辛い過去が



映し出された









自然と涙が出てきてしまった










タッタッタッ







『泣いてるけど…大丈夫?』

『なにか思い出しちゃった?』





ってモトキさんは優しく聞いてくれた







「大丈夫…です…」

プリ小説オーディオドラマ