第3話

ごめん
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2019/06/06 07:00
点滴を刺してもらい病室に戻ると仕事に行ってるはずの大我がいた
あなた

え!大我仕事は?

大我
お昼休憩!上司に頼んで抜けてきたw
あなた

本当にありがとう

大我
…検査結果出たの?
あなた

うん

大我
なんだって?
あなた

子宮取らないとダメだって

大我
え…
あなた

これ以上体の中にあるともっと転移してしまうから全摘出手術受けてほしいって

大我
そっか
あなた

ごめんね

大我
ん?
あなた

私のせいで全然子供出来なかったのに挙げ句に子宮取らなくちゃいけなくなっちゃって…

大我
…なんで謝るの?
あなた

だって…

大我
別に俺は子供がほしいだけで結婚した訳じゃ無いし、俺らにはゆうとって言う可愛い息子が居るじゃん
あなた

大我…

大我
俺はあなたに助かってほしい。女の人の気持ちはよく分からないから勝手な事しか言えないけど、それであなたが助かるならその手術受けてくれない?
あなた

…っ。うん…。ごめんね、本当にごめん

大我
泣かないでよ~。大丈夫だから。それに謝る事じゃないから。ね?
あなた

ん。私頑張るから。絶対治すから

大我
うん。俺とゆうもついてるから大丈夫!京本家は無敵だよ!
あなた

ほんと大我と結婚してよかった

大我
約束したじゃん。俺が絶対あなたを笑わせるって
あなた

ふふ、そうだったね、

大我
じゃあそろそろいくつね?また夕方ゆうと連れてくる
あなた

うん、ごめんね

そう言うと突然頬を掴まれる
あなた

いひゃい!はなひへ!

大我
ごめんねじゃないでしよ?
あなた

…ありがとう?

大我
うん、じゃあまた後でね!
あなた

いってらっしゃい

大我が帰るとまた静かになる病室。
でも今の私には怖いものなんて何もない。
久しぶりに触れた大我の温もりに浸かりながら瞳を閉じた。





~作者~
これカフェオレの時の続きだからカフェオレのやつをみてからみてね!
じゃあバイバイ(*^-^)ノ

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