柏木麻里
森本刑事の高校時代に思いを寄せていた人
森本刑事の事を心配しては
度々顔を見せている
麻里「あの、」
山倉「はい?あー!柏木さん!少々お待ち下さいね」
麻里「ありがとうございます」
琢磨「麻里、来なくていいって言ったろ?」
麻里「いや、あんたのお母さんが「息子に連絡しても返事がない」ってメールしてきたから私が代わりに見に来てやってるのに。」
琢磨「いや、でも皆に迷惑かけるしさ。麻里だって忙しいだろ?」
麻里「忙しくない日にこうやって来てるんだから。」
琢磨「今日は、どうした?」
麻里「ちょっと報告があってさ。」
琢磨「ん?」
麻里「私、付き合ってた人と別れたんだよね。」
琢磨「えっ、」
麻里「で、私、昔から琢磨のことが好きだったの。」
琢磨「嘘.....」
麻里「だから、お付き合いしてくれませんか?」
琢磨「はい!って言うか、正直な気持ち、俺から告白したかったって言うのはあるね。」
2人「爆笑」
麻里「じゃあ、今度からたっくんって呼ぶね。」
琢磨「じゃあ俺は、まりりんって呼ぶな。」
2人「爆笑」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。