---仕事終了---
《ありがとうございましたー!》
全員でそう言ってスタジオを出た。
「あぁー...疲れたぁ...」
『あのっ、相葉さん...!』
「ん?どうしたのニノ?」
『今日家来て貰えますか、?』
「なんで?なんかあるの?」
どうしよう、理由が... あ、そうだ、!!
『あの、具合悪くて...』
「あっ、朝言ってたもんね!!」
「じゃあ俺家送ってくよ!!」
『あ、ありがとうございます...』
車の中
『あの、相葉さん...』
「ん、どうしたのニノ〜」
『なんであの時かばったんですか...、?』
「あの時...?あー!あれね!(笑)」
「なんか、俺はいっつもそういう失敗してる
から俺が寝坊したって言ったら収まるかなぁ
と思って(笑)」
『ばか...(小声)』
「え?なんて?」
『ばか!アイバカ!!』
「は!?なんで?!」
『俺のせいで遅れたのに、
なんで相葉さんがっ...』
「そんな気にしなくていいんだよ?ニノ。」
『(無言)』
「ごめん、、」
なでなで
相葉さんが俺の頭を撫でた。
そしてこう言った。
「すき。」
『え?』
俺は何が起きたのかさっぱり
分からなかった。ずっと好きだった、
本当に大好きだった人が俺に好きって
言った、。
「あ、友達としてだよ?」
『なっ、なんだよ、!!』
「ってか俺の事なんで相葉さんって
呼ぶの?」
『なんとなく、?』
「昔みたいにまーくんって呼んでよ(笑)」
『まーくんは絶対嫌!!笑』
「え〜?和呼んでよ〜!(笑)」
なぜか相葉さんが俺の事を
昔みたいに「和」って、、。
やばい心臓もたな...
『まっ、まーくん...(小声)』
「あれぇ?全然聞こえないなぁ〜(笑)」
『ちょっと!(笑)今聞こえたでしょ!』
「俺耳遠いから聞こえないやぁ〜」
『もう...ま、ま、...』
『まーくん!!!、!!///////』
「な〜にかず?(笑)」
『///////////////////』
「照れてるし(笑)」
『だって久しぶりに呼ぶから...』
「昔はよく呼んでたのにね〜、
これが歳かな(笑)」
「さ!着いたよ和!」
『あっ、ありが...』
やばい、意識が薄れていく...
やばい、倒れる...
「かず〜、か、かず!?」
バタン!!!!!
俺はそのまま倒れてしまった。
多分熱だろう。
「和!和起きてよ!!」
「やっぱり具合悪かったんだ、、...」
んっ、あれ、俺あの後...
「あ!ニノ起きた!!」
『んっ...相葉さん...』
ぎゅっ 相葉さんがいきなりハグしてきた。
(え!?!?)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!