第405話

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2021/06/12 14:50
この世の理不尽さに、薄汚さに気がついたのは

齢3歳だった

齢4歳にしてこの世の中をやっていく方法を覚えた

猫を被って自分の株を上げる

イイコチャンしてればいい

そしてその時同時にイイコが嫌いになった

そりゃ反吐が出る程に

齢5歳…まァ小1でそれを他人に実践した

皆はわたしをイイコと言うようになった

当たり前だろ、そう見えるようにやってんだよバァカ

そして小5あたりでわたしを貶めようとする人が出た

だから逆に貶めてやった

あたしと同じ様にイイコをやってる奴

頑張って頑張って頑張って頑張って

センセーや周りからの認識をイイコに格上げした奴

そんな奴を潰すのに快感を覚えた

「他人の不幸は蜜の味」そんな言葉が理解できた

絶望してる顔が最高に堪らなかった

笑いが込み上げてきて部屋で一人で爆笑した

それだけ滑稽だった

この時にあたしの性格は出来上がった

イイコチャンが嫌い

善人が嫌い

そんな青春したりい努力してる奴を潰すのが好き

絶望してる顔が好き

猫を被って周りの株を上げるのが得意

猫を被って被って被ってやりくりした

中学で4人の友人が出来た

皆猫を被って過ごした

類は友を呼ぶとはこの事だと笑った

あたし含め5人で過ごした

そして、五条悟とか言う奴に目を付けられた

猫を被ってた時だった

ずっと見えてた変な奴

キモくてウザい奴の事を教えてもらった

ほぼ強制的に呪術高専に入らされた

まァ、本性はギリギリまでバラすつもりは無い

貶められる気も無い

そんな訳でわたしは呪術高専で猫を被って過ごすよ
性格は某バスケ漫画のマロ眉ゲス男です

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